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CMS大阪夏祭り2015でLTをしてきました

イベント・勉強会

投稿日

CMS大阪夏祭り2015というイベントに参加してきました。
このイベントは12のCMSを一同に集めたイベントで知っているものから知らないものまで様々なCMSを一同に集めたイベントです。
各CMSのスペシャリストがCSMの良さ知ることが出来ました。(私は全部見てないけど。)

イベントの中でLTが合ったので急遽スライドを作って発表してきました。
私はWordPress、conctete5、a-blog cmsと3つのCMSを触った事があったのでその所感を説明しましたが、LTの時間配分を失敗してうまく伝えられなかったと思うので補足も含めてブログにまとめました。

LTのスライドはこちら→CMSの食べ比べ

CMSの目的って何だろう

CMSはWebサイトを更新するためのものです。
HTMLやプログラムがわからない人達もいれば、CMSを作れる人だって使います。
色々な人たちがいる中で、何かの目的を達成させるためのツールです。

なので「どのCMSが万能で最強!」みたいな考え方はそもそもCMSとしての考え方に反していると思います。
誰が何をしたいという要件からCSMは選ぶべきだと私は考えています。

私は用途・目的に応じて3つのCMSから選ぶようにしています。

WordPress
世界中で最も利用されされているCMS。ブログが得意

concrete5
直感的にホームページの更新でき柔軟な管理が可能。

a-blog cms
ユーザーに優しい編集画面が特徴。

WordPressのいいところ

WordPressは世界中で最も使われてるCMSで、知名度も高くこのCMSで作って欲しいとご指名がくるほど利用者に愛されているCMSです。
多くの人が利用しているというところから、下記のような特徴があります。

ブログの作成に最適なCMS
ブログを作りたいと言われたらWordPress一択でいいんじゃないかと思えるくらいブログに特化したCMSです。ただ知名度と自由度故にコーポレートサイトにも利用されたりします。
認知度が高いので調べやすい
WordPressは日本人でも利用されている人が多く日本語の記事が多くあって、非常に調べやすいです。使ってる人も多いのでちょっと質問しただけでも相談に乗ってくれてたりするので使い始めでも非常に安心できます。
コミュニティの活動が活発なので人に聴きやすい
認知度の部分と被ってくるのですが、使ってる人が多いせいか、ユーザーコミュニティが非常に活発です。コミュニティに参加すれば身近な人意外にも聞けるチャンスが増えるので一人で悩みを抱えずに済みます。
テーマやプラグインが豊富
テーマ(サイトの見栄え)やプラグイン(機能追加)をかなりの数、公式サイトからDLできるので完成形の何歩か手前までもっていけるのがとても早いです。
需要が多いのでマッチングされやすい
WordPressの案件は非常に多いのでこのCMSが使えるというだけで、仕事が取りやすくなると思います。個人的には最初にWordPressありきで開発するのは違うと思いますがお金の力には勝てません。

concrete5のいいところ

concrete5の一番の特徴はページ自体を見ながら直接更新できるので、ほぼ説明書なしでそのまま更新できるところです。
他にもプログラムを書かずに管理画面で完結させることも多いCSMです。

完成してからの自由度が高い
コンテンツの更新の自由度やページのコピーなどユーザーの「やりたい」を割りと形にしやすい。
ものすごく直感的に更新できるのでスピーディーな更新ができる。
よくあるCMSとは異なり、管理画面からだけじゃなく、実際のページを見ながら更新できるので、話をしながら編集できるくらいの気軽さで更新出来ます。
ソースの流用・ノウハウの積み立て方がし易い
プログラムを書く範囲が少ないのと書き方がシンプル(色々な書き方をしない?)なのと、機能・目的毎にファイルを分ける設計のため、割りとコードの管理が複雑にならない。
また基本機能でできることが揃っているので、0から作ることが少ないので「○○ のときはこれすれば良い」というのがわかりやすい。
デザイナー(コーダー)が構築しやすいCMS
多少はPHPのソースを記述しないといけないところもありますが、基本的な書き方だけでHTML→CMS化が可能です。WordPressでテーマと書いた事がある人ならすんなり入れると思います。

a-blog CMSのいいところ

日本で開発されたCMSなので情報が日本語が最新なのが他のCMSと異なるところです。
また実装周りもシンプルで比較的プログラムの知識が無くてもCMS化できるところも特徴かなと思っています。

HTMLのCMS化のハードルがとっても低い
個人的にこのCMSの一番凄いところがこれです。実はこのCMS、HTMLをぶっこむだけでページを表示することが出来ます。
案件あるあるなのですが公開日が必須で案件が炎上しているでも、後日CMS化がすんなりできるのです。必要なところだけCSM化すればいいので凄く素敵です。
後おそらく学習コストがもっとも少ないCMSだと思います。
制作会社が日本なのでこまった時に聞ける安心感
WordPressもconcrete5も英語圏のCMSなのですが、a-blog CMSは日本の会社が開発しているCMSなのでも何か困ったときでもコミュニケーションが取りやすいという安心感があります。ドキュメントも日本語が多いので調べやすいです。
スニペッドが提供されているのでコピペ感覚で作れる
「Dreamweaver」と「SublimeText」用のスニペッドが用意されているので、機能を探してそれを選択するだけでコードが書かれますので凄く便利です。プログラムの知識不要です。
カスタムフィールド的なのが標準で使いやすい
どのCMSでもカスタムフィールド的なものは存在するのですが、それを実装しようとすると一手間加える事が多いのですが、このCMSは標準でできることが多いのと、管理画面もわかりやすいので更新者が使いやすい実装が割と簡単にできます。素敵です。

まとめ

他にもCMSは色々あると思いますが、私が担当するレベルだとこの辺りのCMSを押さえていると案件が回しやすい(炎上してないというわけではありません)です。
まだまだ覚えたてのCMSも多いので本当の魅力がわかってないのですが、これから触りまくってどんどん慣れていく所存です。
どのCMSが作りやすいも重要ですが使いやすいも本当に重要だと思います。

CMS系の案件はクライアントとのコミュニケーションも多くなるので、作って終わりだけじゃなく、作ってからが本番のプロジェクトだと思います。
クライアントと製作会社が一丸となってWebサイトを成長させれるのが理想かなと思ってますので今後共私もがんばります(*ゝω・*)。