独学で続けられなくて…という相談を結構受けます。
Webの勉強は独学でできる人もいますが、何から初めて良いのか、理解できない時のストレスが高いといった人も当然います。
そういったときはメンターというかロードマップを敷いて教えてくれる人や言葉にできない質問を汲み取って教えてくれる人を見つけると変わります。
昔ですと友人に教えてもらうとかが一般的でしたが今はオンラインスクールも増えてきています。
本記事ではオンラインスクールのCodeCampを紹介します。
オンラインスクールとは
まんまですが、オンラインで学べるスクールです。
一般的にメンター(先生)がついて、教えてくれます。
授業は規定のコースのものもあれば、動画やサイト内などの教材など決まったものがありそれで学習します。
動画やサイト内などの教材を使う場合、自分のペースで進められるので働きながらの学習や短期集中で学びたい方などに向いています。
また自分や子供の体調不良などで予定を決めにくい場合でもスケジュール変更がききやすいのでそういった不安のあるかたも続けやすいです。
わからないところは何度も繰り返し学習したり、既に習得している部分は飛ばすなどして、自分のペースで進めることができるので非常に効率的です。
この場合はマンツーマンレッスンのスクールのほうが向いています。
また価格も通学制のスクールよりも安い場合が多いです。
なぜなら、校舎となるビルを借りる必要がないので経費が抑えられるので受講料が安くなるという理由です。
あとは教員の採用もスクールの場所以外でもしやすいなどで人件費が抑えれるという背景もあります。
もちろん生徒も交通費が不要になるのでその点でも費用を抑えられます。
Codecapmの特徴
オンライン完結型のプログラミング学習サービスです
受講生は2.5万人ほどおり、企業研修にも使われています。

評判が良い部分としては、「マンスーマン」で「講師を選べる」というところです。
講師の数は250人以上いますので、講師がハズレ(相性が合わないなど)でうまく学べなかったということは少ないです。
また、講師を選びやすいように、「初心者歓迎」「Win&Mac対応可」「ゴールド認定」「シルバー認定」「ゆっくり説明」など講師を選びやすくなっているので自分の好みにあった講師の方と出会いやすいです。

コースの流れ
基本的には自習形式で進めていきます。
CodeCampのサイトにある課題を進めていって、わからない部分などは講師に予約してレクチャーしてもらうという感じです。
予約はログインした管理画面で講師を選んだあとにスケジュールをカレンダーから予約するといった感じです。

予約は1回40分です。
時間は月曜〜日曜までの7時から23時まで予約できるので、自分の生活習慣に合わせて予約できます。
講師によって予約できる時間は異なりますので、自分の生活習慣と教え方がうまい人を見つけれると続けやすいです。
必要なもの
コースを勉強するのには下記が必須です
- PC
- ネット環境
- 学習時間
特に学習時間の確保は重要です。
当たり前ですが、スクールに入っただけでスキルは身につかないです。
自分から積極的に手を動かさないと何で学んでも覚えられないです。
講師の方との会話はハングアウトで行われているので、雑音が入らないようにヘッドセットやイヤホンを使うと良いです。
無線のタイプだと充電忘れで使えない場合もありますので、優先のほうがオススメです。
私はヘッドセットだと汗をかくのでイヤホンを使っています。
ちなみにつかってるのはコレです。
CodeCampを受けた人の評判
【報告】
去年10月中頃からCodeCampでプログラミングの勉強を初めて約6ヶ月、とある会社様から内定をいただけました😊✌
これでようやくエンジニアとしてスタートできます😁— KaI@駆け出したエンジニア😤 (@KaI_238) 2019年4月8日
今朝、プログラミングを本格的に学びたくてCodeCampの体験レッスンを受けてみました!
1対1で手厚い感じですぐに質問も出来て特に初学者にはオススメな印象!😊
— TS@資格のいろは (@weblog_0601) 2019年4月9日
CodeCampさんの体験レッスンをしました。ムリな売り込みがなく、良かったです。予定していたコースは本当の初学者を対象にしているため、「たぶん本で独習した方が良いと思う」みたいな着地になったのも。さて、どうしよう…。
— SOMEYA@御菓子御殿 in 国際通り (@someyatama) 2018年9月26日
コースや料金の紹介
学べるコースは以下の表の中を見てもらえれば見やすいかなと思います。

Webデザイナーになりたい方の場合は下記は必須になりますので、Webマスターかデザインマスターのコースが良いです。
- HTML
- CSS
- JavaScript
Webマスターかデザインマスターとの違いはざっくり言えば、デザインツールの講座があるかないかです。
デザインツールはUdemyや本でも体系的に学べるので、個人的には、Webマスターコースのほうがオススメです。
CodeCampでは、講座だけでなく、学ぶ期間で金額が変わります。
Webマスターコース、デザインマスターコースもどちらも2ヶ月/148,000円、4ヶ月/248,000円、、6ヶ月/298,000円

もともと自分でも勉強していてわからないところだけ聞きたいという方は、2ヶ月プランでも良いかと思いますが、0から始められる方は6ヶ月プランでじっくり進めるほうが良いかと思います。
覚えが早い人は4ヶ月プランでも行けそうな気がしますが、プラス5万で2ヶ月増えるので6ヶ月プラン推しです。
もし講座が早く終わってしまってもメンターの方の予約はできますので、ポートフォリオのレビューや就職やフリーランスでの活動方法などの相談に当てる事もできます。
※メンターの方によっては講座以外のものを応えないスタンスの方もいるかもですが、40分のレッスンの中であれば割と自由に相談に乗ってくれる方が多いです。
体験レッスンから申し込みまでの流れ
オンラインスクールも結構高額なので、まずは自分が本当にできそうか無料体験で確認するのが良いかと思います。
無料説明会の申し込みから、実際に受講するまでの流れを説明します。
申し込みフォームから申し込み
CodeCampの公式サイトから無料レッスンを予約します。
時間は9:00~22:40まで対応されています。
無料体験レッスンを受ける
予約した日時に、実際に担当メンタービデオチャット(ハングアウトで)繋がりながら無料体験を進めていきます。
あなたのスキルレベルに合わせて実習的にプログラミング教材を体験できます。
プログラミングに関する質問、コースに関する質問、気になる点はなんでも答えてくれます。
正式に入学を決めればクレジットカード・銀行振込で支払い
無料体験レッスンを終えて、実際に入学することを決めればコースに応じた規定の料金を支払います。
また分割払いも対応可能(最大36回)です。一括で支払えなくても受講できるので安心してください。
実際に受講開始
支払い完了後、カリキュラムに沿って自習していき、わからないところが出てきたら、レッスンを予約して、予約した時間にオンラインで受講します。
レッスンの流れ
レッスンは以下のような流れで進んでいきます。
- レッスン受講前までに予習をする
- 自分が分からない所をテキストやネットでググって調べる
- それでも分からない部分をレッスンで聞く質問項目としてメモしておく
- 優先順位つけるとさらに良いです
- レッスン開始から質問攻めする
- レッスン終了後、別の課題を進めて、予習を始める
1回のレッスンでは40分しかないので効率的に行えるように、質問をまとめておくのがオススメです。
メンターの方も何がわからないのかわかっていれば、教えやすいので。
メンターの選び方について
メンター(講師の方)は250人以上登録されていますので、予約は結構しやすいです。
実はレッスン後に受講者(生徒さん)にむけてアンケートが行われていますので、評価の低い人はどんどんいなくなるような仕組みになっています。
ですので、メンターの方もおいそれと適当な内容でレッスンを行えなくなっています。

講師には上記のようなタグがつけられているので、自分の合ったメンターを見つけやすいです。
お気に入りの機能もあるので、一度よかったと思えるメンターの方が見つかればその方にずっと教えて貰うこともできますし、デザインはこの人!コーディングはこの人!のように講座の内容によってメンターを変えることもできます。
メンターの方もプロの方ですが、どの分野でも教えるのが上手いというわけではありませんので、このへんは柔軟に変えていくほうが良いかと思います。
なお、ビデオチャット(ハングアウト)はカメラオフの機能があるので、音声だけでやり取りすることもできますので、部屋が汚い…とか化粧が面倒…といったわずわしさもありません。
あと、オススメのメンターさんへの質問で「CodeCampのカリキュラム以外の勉強方法を聞く」というのがあります。
CodeCampで全部学べるということはまったくないので、メンターの方がこれまでどうやって勉強してきたか、自分が次学ぶならどこを学べばよいかを質問すると成長速度が一気にあがります。
キャリアプラン
CodeCampを受講する人がどような方が多いのかというと下記のような感じです。
- 未経験からWeb業界で就職したい人
- 会社でWeb担当を任されてしまった人
- ブロガー
- 在宅で働きたい主婦層
CodeCampに入ればこれらが実現できるかというと、正直自分しだいです。
課題の内容を完全に理解したとしても、厳しいことをいいますが不十分です。
ただこれから学ぶベースの知識は蓄えられるので、自分で学習しやすくはなります。
特にCodeCampはオンラインで相談もしやすいので、自分のなりたいキャリアプランの相談できると実現しやすいかなと思います。
教材について
私が見ていたのはデザインマスターのプランですが、カリキュラムの項目は以下のものです。
HTML5/CSS3の講座
- HTML/CSSとは
- HTML基礎
- CSS基礎
- CSSボックス
- article要素とsection要素
- CSSセレクタ
- HTMLフォーム
- レイアウト
- 【実習】料理紹介ページ制作
javascript&jQueryの講座
- JavaScriptとは
- 変数、演算子、データ型
- if文
- 繰り返し(for)
- 配列
- 関数
- オブジェクト
- DOM
- DOM操作
- タイマー制作
- jQuery
- Ajax
- 【実習】ルーレット制作
- 付録・追加課題
PhotoShopの講座
- Webデザインについて
- 基礎知識
- 基本操作
- ペイント
- 切り抜き・修正
- 色調補正
- 選択範囲
- パス・シェイプ・テキスト
- 画像合成
- さまざまな特殊効果
- 最終課題:Webページの作成
Illustratorの講座
- Webデザインについて
- 基礎知識
- オブジェクトの描画
- カラー・グラデーション・パターン
- オブジェクトの変形・整列
- [ペン]ツールを使ったオブジェクトの描画
- 効果・アピアランス・グラフィックスタイル
- さまざまなグラフィックの作成
- テキスト
- レイヤー
- 最終課題:Webページの作成
Bootstrapの講座
- Bootstrapに触れてみよう
- Bootstrapについて
- Bootstrapを使ったレイアウト
- コンテンツ及びパーツデザイン
- Bootstrapを使った動的表現
- Bootstrapのカスタマイズ
- 最終課題:ResponsiveCookCamp
教材の質について
一通り教材を見てみましたが、質が高いというものではありません。
本やUdemyなどであるものとそんなに変わらないと思います。
もちろん低いというものでもないのですが、見ていてわかりやすい!のような感動はなかったです
ただメンターがいるので質問ができる点は本などでは得られない価値は十分にあります。
なので、教材だけで質を判断するよりは、メンターとのレッスンがあるのでわかりやすい・覚えやすいにつながっています。
CodeCampの良いなと思ったところ
独学で成果が出ない人は、勉強の仕方が悪かったり、何から手を付けていいかわからないという方が多いと思います。
遠回りしても自分で学び直せる人は良いのですが、そういったことが苦手な方はスクールなどに頼ってゴールまでの仮定を示してもらったほうが良いです。
途中でやめてしまうのが一番もったいないですね。
CodeCampが向いているかたは、以下のような方だと思います。
- マンツーマンの講義形式で学びたい
- オンラインだけで完結したい
通学時間は0でいけるので、仕事をしながらでも両立して勉強できます。
そして、オンラインで学べるので、自分の都合に合わせて進めれるので継続もしやすいです。
あと普通に通う方のスクールに比べ、オンラインスクールのほうが安いので単純にスキルだけ身につけたいという方には向いてるかなと思います。
※通学制のスクールだと友達もできたりするメリットもあります。
他のスクールはどうなのか
オンラインスクールの場合
オンラインスクールでCodeCampと似たようなサービスですとTech Academyがあります。
こちらはCodeCampと違い、自分専用のメンターが一人つく形になります。
ですので、チャットでの相談ができるので、頻繁に質問をしたい方、ちゃんと自分の疑問を文字で伝えれる方には合っているかなと思います。
週に数回ビデオチャットでつないでメンタリングもあるので、まったく口頭で相談できないというわけではありません。
あとは、自分のプロダクトや成果を応募するコンテストもあります。
金額はWebデザインコースですと、1ヶ月で139,000円です(学生の場合は109,000円)。
通学制のスクールの場合
通学制のスクールですと、TECH::EXPERTがあります。
こちらは「転職コース」と「副業・フリーランスコース」で別れているのが特徴です。
スクールは以下の場所にありますので通える範囲の方は検討されても良いかもしれません。
- 渋谷
- 心斎橋(大阪)
- 名古屋
学習スタイルは下記のように別れています。
超短期で学びたいかたは10週間で学べます。

金額は、598,000円です。
オンラインスクールに比べるとちょっと高めに思えますが、授業の時間も違いますので、その辺も比較して見られたほうが良いですよ。
ガチで短期で一気にやるならそんなに高いものでもないかなという感じです。
月々支払も可能(29,000円)で、金額的に厳しいという方は支払い方法を変えるというのも手です。
14日の全額返金保証もありますし、就職できなかった場合でも返金の保証はありますのでやる気と時間とお金がある方には向いています。
とはいえ、高額なのには代わりありませんので、無料カウンセリングで聞いてみるのが一番手っ取り早いです。
一人で悩むより現場を見て聞いて、質問したほうが早く答えをだせます。
きちんと継続して通える場合は通学制のスクールのほうがオススメではあります。
一緒に頑張れる友達もできるし、質問もしやすいですので。
最後に
どこのスクールにも言えることですが、こういったスクールは上達スピードを加速させるものであって、Webデザイナーとしてのスキルをマスターできるものではないです。
冷たいと思われるかもしれませんが、結局は自分次第になるので他人任せにせず、自分で進められる方であればきっとWebデザイナーになれると思いますよ。
地道にコツコツやっていけば、決してWebデザイナーのスキルを身につけるのは難しくありませんので(*ゝω・*)