未経験でWebデザイナーになる人を面接する時に見ていること

私ももう10年以上この業界にいますので、採用に関わることも増えました。
最近では他業種からWebデザイナになりたいという人も増えており、そういった方々は新卒でもなく、中途でもない目線でみるようになりました。

この記事では、自分が未経験の方をどのような視点で見ているかをご紹介します。

まず誤解をしてほしくない事

Twitterを中心に「未経験で〜」といったハッシュタグが流行ってしますが、別に未経験だからといって優遇されることはないです。

確かにこの業界は人手不足ですが、中途半端な人でも欲しいということではありません。
むしろ中途半端や未熟な人が多いので、現場で活躍できるスキルを持った人が少ないという意味です。

とはいえ、未経験だらか損ということではありません。
これまでの経験をアピールしてそれが会社とマッチするようなものであれば、IT未経験だからと言っても補えます。

逆にそういった前職などのスキルがアピールできないと厳しい評価をされやすいです。

人としてみているところ

未経験うんぬんは置いておいて、面接では人としてみたいなところを見ます。

スキルだけあっても納期を守れない人や攻撃的な人とは一緒に働けないのでそういった様子がないかとかはチェックしています。

未経験の方の場合、現場の常識(これは会社にもよるのですが)的なものを知っているは期待できないので、これはどうやって作ったか、なぜ作ったかなど背景を聞いて確かめることが多いです。

デザインやコードはコピペやパクリはできてしまい、未経験の方はそういったことをしてくる傾向もあるので、そういったことのあぶり出しのためのコミュニケーションも一定時間しています。

この業界に入ろうとした理由

「未経験でー」といった背景の方には必ず「なぜこの業界を?」というのは聞いています。

この答えに正解はないのですが、今まで何に困っていて、これからどうしたいのかが見えるので話もしやすいです。

ただ、フリーランスやリモートワークに憧れてといった人は少し厳し目に見ています。
これらのあこがれがNGと言うことはないのですが、経験上憧れが先行していて、スキルや実績が伴わない人が多い傾向にあるからです。

こういった方がしっかりしたものを作っている場合は夢や目標にむかってきちんと結果を出せる人だと思うので、私は過剰な評価もしがちですw

学習意欲・ロードマップについて

この業界を目指した理由がわかれば、何をどうやって学んだかを聞きます。

このあたりの質問から見てるのは、情報収集の能力とその判断力を見るようにしています。

やりたい事とやってることがバラバラな場合は安易な理由で方向展開していたり、難易度が高いものを避けてきた結果そうなったみたいなのが多いです。
そういった方の場合実務面でも同様の傾向になりがちなので、スキルアップや開発現場に望まれてる事などを学ぶスタンスにはなりにくいので敬遠しています。

自己評価をどうしてるか

未経験の方ですと、なかなか自己アピールはしにくいのはわかっているので、私は自己評価をどう見てるか聞くようにしています。

業界経験がないと自己アピールってなかなかしづらいのですが、自分が何ができていて、何ができていないかは未経験でもできます。

自己評価を正しくできている人は、成長意欲も高く、少しの刺激で成長してくれる期待があるので私はこの質問を重要視しています。

逆に自己評価が高い人はNGにしがちです。
理由としては、現実を見ずに自分の評価を絶対視するので、なかなかチームでの温度感が取りづらいからです。
自己評価が低い人(特に女性に多い)は自信を持ってもらうことで正当な評価になりやすいので、面接時はちょっと評価しずらいので時々困ります。

スキル面で見ているところ

人柄が良くてもスキル面が確かなものでないと採用って難しいです。

自分の場合はスキル:7、人柄:3くらいの割合で見ています。

ポートフォリオでみているところ

最初に言いますがポートフォリオがない人はまず見ていないです。
これは未経験の方に限らずですが。

もっというと履歴書や職務経歴書自体見てないです。
ポートフォリオで良さそうと思ってから流し見するくらいです。
※私は実力主義なので、前職かと年齢、性別まったく気にしてないです。

ポートフォリオで見てるところは応募職種によってまちまちなのですが、情報を伝えているかを見ています。

何のツールで作ったとか、どのくらい時間がかかったとかは正直どうでもいいです。

どういう背景からそれを作って、なぜこうなったのかを伝えてる人はデザイナとして期待できます。

なぜかというと就職用のポートフォリオの作品なのですから採用担当の人の心を動かす情報を出すのを当たり前としている人は見た人を動かす意識を持っているからです。
こうったかたは情報整理も得意だし、LPも上手に作るのでデザイナとしての伸びしろを感じます。

他にも普段のアウトプットがどんなものがあるかも見ています。
ブログがあれば記事の傾向も見ますし、SNSのアカウントがあればそっちも見ます。
※SNSのアカウントはそこまで重視してないのですが、(人気のある)人の意見に沿うことばかりしてる人はつまらない人だなって見てます。

就職するためにやっておいたほうが良い事のアドバイス

昔はWebサイトのデザインができてただけでWebデザイナを名乗れましたが、最近はコードも書けてとか、マーケティングもできてとか求められる幅は広いので何からとをつけて良いかわからないと思います。

※Webデザイナがコーディングをできなくても良いという方がいるのは知っていますし、それ自体を否定するつもりはないのですが、自分の考えは下記にまとめてあり、Webデザイナがコーディングできるのは必須だと思っています。
Webデザイナーのコーディング不要論のついて思うこと

転職サイト・エージェントに登録しておく

これは私が未経験の方に教えていたことなのですが、まずは転職サイトへの登録。
ポートフォリオができそうになってきたらエージェントに登録するように言ってました。

理由としてはWebデザイナになりたいと言っても、現場でどういう人が求められてるのかを知るのは未経験の方は難しいです。
求人票を定期的にみて、自分の通勤圏内の会社はこういうのを求めてる会社が多い。
自分はこういう会社でこういう事をやりたいみたいなイメージを固めると覚えないといけないスキルや行きたい業界が見えてきて、学ぶべきものが選択しやすくなります。

エージェントに関しては、業界の温度感を教えてくれるのと求人票を送るのを後押ししてくれるので、ポートフォリオができた後に登録すると、勉強ばかりに偏らずちゃんと定期的に応募もする習慣を作れるからです。

Webデザイナーからみた転職エージェントと転職サイトの有利な使い分け
IT業界特化!Webデザイナーにオススメな特徴別転職サイトの紹介

ポートフォリオは早めにつくる

ポートフォリオを作ったときにありがちなのが、Webデザイナの学習をしてある程度自信がついたときにポートフォリオを作ろうとしたら、アピールできる作品がないという状況になりやすいです。

どうしても学習をメインにしていると中途半端な状態なものになりやすく、作品の体裁で紹介しにくいものが多いからです。

ポートフォリオはアピールの場なので、自分のやりたい事と自分のやってきたことが一致してないと説得力も低くなります。
そういったことを早めに気がつくために、作品のない状態ででも、ポートフォリオをもって置くことをオススメしています。

作品がなくてもポートフォリオを作るときに自分を見つめ直すのですが慣れてないとめちゃくちゃ大変です。
時間もかかり就職活動を始めるときにつまずきやすいので、先に作っておきポートフォリオに乗せる作品の不十分さを早めに自覚して作品を作る時間を取れるようにすると順調なペースでの就職活動がしやすいです。

ポートフォリオでは今の自分のスキルを可視化できてるかを考えてみると、足りてるものとそうでないものが考えやすくなります。

現役Webデザイナが教える転職で使えるポートフォリオの作り方

Twitterを始める

見るだけ用のアカウントでも良いのでTwitterは始めておいたほうが良いです。

Twitterは情報の宝庫で、今の現場で求められてる事、困ってることがめちゃくちゃツイートされています。
他にもあなたと同じ用に未経験から業界に入ろうとしてる人も入った人もたくさんいますので、そういった方たちのツイートはモチベーションにも繋がります。

検索は自分の知ってることしか検索でいないですが、Twitterのように同じ属性から情報収集できるのは、ものすごい刺激になります。

またTwitterに作ったものを公開しておくと、フォロワーからレビューをもらえたりすることもあります(仲が良ければ)
いいねなどで反応がもらえるだけでもモチベーションは上がりますよ。

ちなみに私のtwitterのアカウントは@maki_sakiです。

ブログをやっておく

noteでもWordPressでもプラットフォームは何でも良いのですが、自分が興味あること、学んだことを記録しておくとそれだけでもポートフォリオの作品に使えます。

特に定期的なアウトプットを続けられるひとはクリエーターとして信用できるので、それだけでも好印象に繋げれます。

最後に

未経験の方が入りにくい業界ではありますが、入れないということはありません。

成長スピードが早い業界なので現場で働いてる人でも、努力を怠ればすぐに最前線の現場で求められるようなスキルではなくなります。
古い技術のままで制作しているWebデザイナ、エンジニアはたくさんいます。

最新のものを学んでると、難しいもの、簡単なもの様々ありますが、自分に必要なものを選んできちんと身につければ自然と採用担当にもアピールできるスキルが身につくと思いますと(ゝω・)

この記事を書いた人

conti

大阪で東京の事業会社でフルリモートワークで働いているWebデザイナーです。副業とか好きで週末フリーランスしてます。
コードを書くのが得意なのでプログラマーに愛されるデザイナーってよく言われます。
プロフィール