WordPressが4.9.8から新しいエディターGutenbergをテストするようにダッシュボードから告知が始まりました。
いよいよWordPressが大きく変わる雰囲気をひしひしと感じます。
WordPressといえば、テーマをインストールして有効化することで、サイトのデザインを簡単に変更出来ることが魅力の一つですが、Gutenbergが導入される事で少し弊害が出ることが予想されています。
Gutenbergとこれまでのエディタ
これまでのエディタはビジュアルエディタと呼ばれ、コードを書かずに様々なデザインを専門知識なしで適応していました。
このあたりはWordPressの中でも需要があり様々なプラグインでさらに高度に進化していました。
これはプラグインだけではなく、テーマでも同じです。
特に有料のテーマですと記事が書きやすいようにとこのビジュアルエディタでプラグインなしで編集できるるようにとカスタマイズが施されているものが多数あります。
しかしGutenbergが導入され始めると、ビジュアルエディタが使えなくなるのでこれまでと同じ変更ができなくなってしまう可能性があります。
もちろんGutenbergがビジュアルエディタの劣化版とということはなく、より便利に使うための進化になります。
しかし、ビジュアルエディタのテーマやプラグインに依存していた場合、これからはWordPressのアップデートに不安を抱えながら運用をしていくことになりますのであまり良い選択ではありません。
そこで、プラグイン不要でビジュアルエディタの頃のように色々な機能をもったGutenbergに対応したテーマをご紹介します。
Gutenberg(グーテンベルク)で使えるテーマ
Gutenbergで使えるテーマは徐々に増えてきています。
WordPressの公式サイトで公開されているテーマで「Gutenberg」で検索すると結構な数が見つかります。

これらは無料で使えて、安心なのですがほとんどの作者が海外の方で英語メインで作られています。
プログラミングや英語に強い方でないと使い続けるのは不安かもしれません。
ですが日本人が作ったGutenberg対応済みのテーマもあります。
それがSnow Monkeyです。

Snow MonkeyがGutenberg対応済みといっているのは、製作者がきちんとGutenbergで動作を確認してアップデートをしていることになります。
実際に私もこのSnow Monkeyを購入してGutenbergで運用しているサイトがありますが全然問題は起きていません。
他にも日本のWordPressテーマでGutenbergで動作チェックしてるテーマは「LIQUID PRESS」もあります。
Gutenbergの便利な使い方とテーマ対応状況|LIQUID PRESS INFORMATION
Snow Monkey とは
Snow Monkeyは2017年11月から発売された日本人が作った有料のWordPressテーマです。
特徴としては、100%GPLのWordPress有料テーマでどんなサイトにも使うことができるテーマです。
つまり、このテーマ一つ購入することで複数のサイトをSnow Monkeyで運用することができます。
WordPressのテーマを購入すると1ドメインで制限されているところも多いのでこれは嬉しいところではないでしょうか。
またほかにもHTML/CSS不要で美しいサイトをつくれる機能性が魅力です。
この部分はもちろんGutenbergを使っても言えることです。
設計からしっかりしていたSnow MonkeyはしてGutenbergとも相性が良いです。
Snow Monkey は「表側の記事のデザインと、編集中のデザインをなるべく同じにする」ということにかなりこだわっているので、記事を書きながら実際のデザインをイメージして更新することが可能です。
例えば見出しや引用のデザインが表側でもエディタ側でも同じであるとか、ショートコード(ショートコードだと挿入した文字しか見えない)ではなく、HTMLで挿入されるのでコードがわからない人でも直感的にわかる編集画面になっていたりします。
なお、作者のキタジマさんは早いタイミングからGutenbergに注目していて対応を随時アップデートしています。
100% GPL の有料 WordPress テーマ Snow Monkey の Gutenberg 対応状況(v4.2.6 現在)
価格

Snow Monkeyはいわゆる有料テーマと言われるものです。
価格は、年間で16,200円です。(一ヶ月毎の月額プランもあります)
購入ページ
Snow Monkeyはアップデートの進化が凄まじく毎週のようにアップデートされていきます。
アップデートの内容も実際に利用者から上がった声を反映しているので、製作者目線ではなく利用者目線でのアップデートばかりでどんどん使いやすくなっています。
作者は著名な方
このテーマの製作者であるキタジマさんは何年も前からWordPressの有名なプラグインやテーマを作っている人です。
中でも特に有名なプラグインやテーマは下記です。実際に使われてるかたも多いのでは無いでしょうか。
WorPressのプラグインやテーマを公式サイトに公開するには、WordPressの様々なルールに沿ったものでないと承認されず公開できません。
ルールの内容は様々ありますが、特にプログラム面などで規制されるものが多いのですがそれはWordPressが推奨している書き方、そうでない書き方があるため様々な人がチェックをしてそれを通過して初めて公開されるのです。
何年も前からこのWordPressのコードを書き続けたキタジマさんですので、長い間WordPressで使い続けれるテーマを開発してくれます。
継続課金モデル(サブスクリプション)形式ですので今後のアップデートもされるのも期待できます。
ちなみにキタジマさんのインタビューを下記記事の中できけるのですが、そのなかで、「日本で売られているテーマはコードの品質が悪い」といったニュアンスの事を言われてるので、プログラミングにはすごい自信をお持ちです。
有料テーマを売ることについてのもろもろ w/ 北島さん、トロユニさん
Gutenberg拡張プラグインもある
実はキタジマさんは今現在Snow Monkey用のGutenberg拡張プラグインを開発中です。
こちらは公開されたら、また追記いたします。
WordPress5.0以降を使うために
WordPressはブログを書くには使いやすいシステム(CMS)です。
使いやすい=使い続ける。
そのためためにもGutenbergで使えない状態を維持するのは得策ではありません。
これまでのビジュアルエディタを使い続けるリスク
Gutenbergを利用したくない!無効化したい!という気持ちはわかります。
Classic Editor Pluginというプラグインをインストールして有効化すれば、ひとまずGutenbergの影響を受けることはありません。
しかし、今後WordPressはビジュアルエディタではなく、Gutenbergの方向を向いて進化続けますので、それに合わせて他のテーマやプラグインが使えないなんて事もありえます。
普段使っていたプラグインをアップデートしてサイトが真っ白になるなんてことは避けたいはずです。
そのためにもGutenbergを使う準備をするのは必須なんじゃないかなと思います。
(全部アップデートしないという選択肢もあるでしょうがセキュリティ的にNGすぎるのでまったくオススメしません。)
これまでの記事はどうなるのか
これまでの記事は、「クラシックブロック」という1つまとまりのブロックとして扱われるようになります。
Gutenbergは見出し、段落、画像、など本来それぞれの要素毎に1ブロックなので、「クラシックブロック」をそれら個別のブロックに変換できるようになっています。
全体的にはなんとなく大丈夫なのですが、以前HTMLのclassが全部削除されていたりもしていたので、これまでの記事が絶対そのままで状態で維持されるというわけではなさそうです。
ですので、Gutenbergを有効化するときは念の為バックアップを取ってからの作業をオススメします。
最後に
Snow Monkeyはコードが書けなくても色々なデザインに管理画面でカスタマイズできる素晴らしいテーマです。
Gutenbergで今のテーマに困ってる方はこれを機会に一度Snow Monkeyを検討してみてください。きっとあなたが困ってる部分を手助けしてくれるWordPressテーマになるんじゃないかなと思います。
実際に他のテーマ(ストーク/SANGOなど)から以降してきた人にインタビュー記事がありますので参考になれば幸いです(ゝω・)
他テーマから移行された方からの声|Snow Monkey