第29回リクリセミナー「サイト更新ツールの最新事情!ツールを使い分けて制作者もクライアントもがっちり!」
上記のセミナーに参加しました。
CMSが増え続ける中、同業種の方がどんなCMSをどのように活用しているかを聞ける貴重な場でした。
参加してみて、心に響いたことの殴り書きです。
CMSは誰のためのものか
今回の勉強会で個人的に響いたことはCMSの話なのにWordPressの話が一切出なかった事。
代わりに出たのがjimdoをはじめとしたWebサービスタイプのものや、WordPress同様にサーバーにインストールをするa-blog cmsの話が中心でした。
WordPrssのサイトは確かに多いです。慣れたら誰にでもコーポレートサイトとかも簡単に作れる魅力的なCMSだと思います。
ただWordPressはもともとブログのためのCMSで本来ブログ以外のコンテンツはサブの機能として取り入れられている(印象)なのです。
ですが、実際WordPressで作られているサイトを見るとブログ自体がなかったり、ひどいときはニュースの更新のところだけWordPressにしているなんてケースも珍しくありません。
ではなぜWordPressが選ばれ続けたかを考えると、有名でかつ自分たちが使い慣れてるからという点が大きく作用しているように感じています。
早くできることは私のようなWeb制作の人間からするととてもうれしいことです。
ですが納品された人はどうでしょう?早く触れるようになれば嬉しいですが、それが更新しずらかったり、運用後からのカスタマイズの費用が高かったりしたのを知ったとき、クライアントは本当に満足でしょうか。
クライアントはWordPressでCMSを作ってほしいわけではなく、自分が更新しやすいツール(ちゃんと成果がですサイト前提)がほしかったのではないかなと思っています。
場合によってはWordPressで作ることが最適なケースもありますので、一概に否定はしませんが、私はブログ以外のサイトにWordPressを使うのは割と反対派です。(でもおちんぎんには勝てない…)
私が使いたいCMS
私は一昨年頃からWordPress以外のCMSに手を出すようになりました。
CMSの浮気はWeb屋の甲斐性だからどんどん浮気すればよいと思います。
- concrete5
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公式サイト
これまでWordPressを使っていた制作者も使ってみたいと思わせる人気No.1 のCMS。
デフォルトでのかゆいところに手が届く、多彩な機能と承認権限の自由度が高いCMS。
会員サイトもデフォルトの機能で作れます。
- a-blog cms
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公式サイト
私が使いたい・覚えたいCMS No1なCMS。
プログラムを書かないデザイナでもCMSの機能を実装できるくらい学習コストと導入の敷居が低いCMS。
最近本も出るようです。(私購入済み)
実践! コンテンツファーストのWebサイト運用 a-blog cmsではじめるCMSプロトタイピングライセンス料が5万円からなのが悩みどころですが触った感触では十分元が取れるくらいのあまりある性能があると思います
(5万円のライセンスが使えるくらいの予算の案件はよ…)
- jimdo
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公式サイト
上記2つはこれまで今年中にサイト作ると目標にしていたCMSですが今回のセミナーに参加してこれも覚えなきゃ!と心が揺らいだ、CMS No.1
インストールとメンテナンス不要(自分で手を動かすコストが減る)で小規模サイトとの相性がよく、手離れ間とWebに慣れていないユーザーでも更新しやすいところが人気のポイントかと思います。
私は自分で0からサイトを作るのが得意なので、積極的にこの手のサービスを使ってきませんでしたが、よくよく考えてみるとマッチする案件はありそうなので、早々に覚えないといけないなと感じています。
なお、jimdoには悪い都市伝説がいくつかあるようなので、自分の手でそれを払拭したいなと思ってます。CMSは自分で触って見るのが大事ってえらい人が言ってました。
CMS・デザインがどうこうよりまずはコンテンツを大事に
ここ数年、私はデザインの良し悪しとかあまり気にしなくなりました。
それは一番大事なコンテンツの話をせずに、別の所で視野が見てしまいやすいからです。
ここのサイトのこれが「かっこいい」とか「見やすい」とか…そういう話が中心になってしまうとなかなか本来やりたかった事にまとまらないケースが多いです。
ユーザーがどんな経路でサイトに来るのか、何を欲しているのか、何を与えたいのかその辺りからクライアントとチームが共通の認識出来ないとダメだなと思ってます。
なので私は最近会議の進め方とかに結構興味津々です。(ファシリテーションもっと覚えたい…!)
関係者が共通の認識を持てばもっとCMSを活かせるし、CMSを選ぶ必要も出てくるかなとは思っているので私自身コンテンツと更新方法に合わせてCMSを選べるくらいの人になりたいものです。
私はCMSを使い始めてかれこれ5年くらいになるでしょうか。
そこで学んだ事はWebサイトはWeb制作者が作るものではなく、クライアントと共に作るものだと学びました。
共に更新する・結果を出す。そのためにCMSってあるんだから、このイベントに参加して今一度自分の中でCMSのあり方を考えないといけないなって気持ちになりました。
作って終わりの「終わり」はWebサイトの終わりではなくて、クライアントとの関係、そして自分のWeb屋としての価値が終わりなんじゃないかなと思います(*ゝω・*)