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これからWebデザイナーを始める人にオススメ。脱Adobeという選択

デザイン

投稿日

この記事はSketch Advent Calendar 2016の15日目の記事になります。

皆さんAdobe製品は使ってますか?
私は使っていません(CCの契約はしているけど)。

理由は単純でAdobe以外のツールを使ったほうが私は効率が良かったからです。

私はSketchに出会う事でAdobe税から開放されました。

なぜ脱Adobeという選択をしているのか

別にAdobeさんに親を殺されたとかそんな恨みは無いのですが、他のツールを使っててそっちのほうが馴染んだだけです。

別にAdobeさん嫌いじゃないですよ。
特に最近はXdとか盛り上がってのも気になってます。

AdventCalendarでもXd人気ですね。
Adobe XD Advent Calendar 2016

他にも気になるところはサブスクリプション式(月々・または年間契約)のところです。
CCの契約は一人あたり年間59,760円の契約になります。

この金額は決して高いはわけではないのは理解しているのですが、他にも使いたいツールはデザインツール以外でもあるのでここに固定費を作るよりももっとチームで動くためとかにコストをかけたいと思ったのも原因になります。

脱Adobeするために使うツール

実際脱Adobeしようと思ったら私は下記のツールを使っています。

メインのデザインツール

Sketch(約12,000円)
今では私の伝家の宝刀です。
Sketch単体ではプロトタイプは作れないのですが、他のWEBサービスと連携して、プロトタイプが作れたりコーディングサポートをするツールとも連携できたりしてチームで制作をするには必須のツールになってます。

Illustratorの代用

Affinity Designer(約6,000円)
基本的にはSketchを利用しているのですが、実はSketchは素材を扱うソフトとしてはべストではありません。

たとえば、AI形式やPSD形式のファイルを開くと、画像として表示されてしまう、素材のサイズによってはフリーズするの問題がありますのでSketch1つを入れる事で脱Adobeすべてが解決することにはなりません。

AI形式やPSD形式を開くときは「Affinity Designer」を利用して素材をSVG形式やPDF形式に変換するなどに利用しています。
かなりの精度で素材を展開できます。

もちろんPSDなどで設定されているソフト固有の設定は引き継げないので完全なコンバートではありません。

Affinity Designer 1.5 Overview from MacAffinity on Vimeo.

PhotoShopの代用

Affinity Photo(約6,000円)
写真の加工などビットマップを活かすものは「Affinity Designer」ではできない(はず。私が知らないだけかも)なのでそこは「Affinity Photo」を頼ります。

ちなみにPhotoShopと操作感もそんなに変わらないので学習コストはそれほど高くないです。
パフォーマンスの良さなどではPhotoShopを上回っている部分も多いので、画像加工単体ではAdobeを使っていてもこっちの方が使いやすいかもと思うほどです。

Affinity Photo 1.5 is here, for macOS AND WINDOWS! from MacAffinity on Vimeo.

もちろん、これらで完全に脱Adobeはできないですが、今はいい感じに脱Adobeはできました。

個人的にはこれからWEBデザインを始める人はこれらのデザインツールを揃えておいたほうが、良いケースもあるのかなと思っています。

個人でWEBデザインをするだけであれば、Sketch+Affinity Photoがあれば良いので18,000円支払えばずっとこれらのアプリを使って行けるのでお得感がありますね。
ちなみにCCを契約すると年間59,760円ですので一年でも41760円の差額が出ますね。
こんな選択肢いかがですか?

あなたなら浮いたこの金額を何にあてますか?
私はWEBサービスにあてたいと思います。

脱アドビをして得たもの

今はCCを契約しているのでまだ脱Adobeをしておらず本当の意味では浮いてないんですが、今年一年併用して脱アドビが完全にいけそうであれば来年は契約やめてしまおうかなと思っています。
プロジェクトによってはどうしてもAdobeでって言われたらその時考えます。
ずっとAdobe製品使っちゃいけないわけではありませんからね。

契約してるもの・今後したいと思っているもの

freepik(月額:約1,000円)
いわゆる素材サイトです。テクスチャとかベクター系のデータとかはここで探しています。

Adobe Stockの代わりですね。

Invision(月額:約1,500円)
プロトタイプツール。
prottを使いたいシーンも多いのですが基本的には私はInvisionのほうが使いやすいです。
比べると両者の良いところが違うのでプロジェクトによって選択しています。必要であれば両方使います。
Invision単体ではなくSketchと連携して使っています。

Adobe Xdの代わりですね。

FONTPLUS(月額:1,000円)
日本語webFONTを使うためのサービスです。
Adobe Typekitの代わりですね。
instagantt(月額:約700円)
ガントチャートツール。
プロジェクト管理ツールであるasanaと連携ができて凄く使いやすい。
※無料で3プロジェクトまでは連携可能です。
esa(月額500円)
チーム間でプロジェクトのドキュメントやメモや情報共有をするもの。
デザインツールとかでは無いですがプロジェクトを長く続けるためにあると便利です。

脱Adobeをして失ったもの

特にありません。
Adobe系のツールでデータをもらうとコンバートに手間がは入り少し気が滅入りますが、自分で作る分では何も問題ありません。

あえて言えばadobeさんの情報に疎くなっていくので周りのデザイナとツールの進化の喜びを共有できないとかでしょうか…。

ただ私の環境が脱Adobeに適していただけで、万人が同じように不便を感じず脱Adobeすると言うのは難しいかなとは思っています。

チャレンジしてみたい人は徐々に移行を進めてはどうでしょう。
Sketchはオススメですよ。

最後に

Sketchの話をするつもりでしたが、脱Adobeの話が満載になってしましました。

私はSketchと出会って脱Adobeという決断に至りました。
繰り返し申しますが別に私Adobeさん嫌いじゃないですよ。

私の場合Sketchを使うことで今まで上手くコミュニケーションが取れていなかったところが格段に風通しが良くなっています。
もちろん私と同じように脱Adobeする必要はありませんからね。
必要な場合は契約し続ければよいと思います。

Sketchは本当に良いツールです。
私がSketchを使いだした変化は下記記事にありますのでご興味ありましたら御覧ください。

現役WebデザイナーがデザインツールをSketch一択にした理由

Sketchはいいぞ。

次は@potato4dさんですね。
Sketchはデザインデータの座標や色などを吸い出す事もできるのでエンジニアが好む理由はわかるのですがXdを選択する理由が私に見当もつかないので非常に楽しみです。