すでにWebというものは一般化しているのでWeb業界というとWeb制作会社の事を指すような気もしますが、あなたが目指す業界の事と思っていただければ結構です。
Webの技術や価値観を共有できる仲間がいるところと置き換えてもらえるとイメージしやすいでしょう。
この記事では、私が業界に入りたての頃に、知らなかったり・誤解していた用語などを紹介します。
Web制作業界
私が就職したての頃はWebデザイナーの就職先 = Web制作会社でした。
その頃はweb専業の制作会社はまだ少なかったですが、今では数多くのWeb制作専業の制作会社があります。
会社でWeb制作をするところは大きく2つに分けられます。
- 受託開発(開発会社)
- クライアントからサイト制作、更新管理をメインとする会社
- 自社開発(Webサービス会社)
- 自社のサービスの開発・広報活動を担当する
開発会社の収益方法
今最も多いのがこのモデルで、Webサイトやアプリを外部の会社から委託されて、収益をあげます。
案件ごとに契約を結んで、その期間に依頼にそった内容を作って納品します。
以前はそのまま作ったWebサイトの更新も引き続き担当することが多かったのですが、今はCMSといったWebの知識がなくても更新できる仕組みが一般化してきたので、その頻度は減りました。
Webサービス会社の収益方法
広告収入
Googleやfacebook,Twitterなど無料で使えるサービスの主な収益は広告です。
広告で収益を上げているサービスは無料であるものがほとんどです。
会費・手数料
月々だったり、商品ごとに利用料を取るモデルです。
例えば大手ショッピング会社のAmazonですと、Amazon Primeという有料サービスを用意して商品販売でも収益をあげています。
ほかにも有名なところですと、ニコニコ動画、食べログなどは基本無料で使えますが、ヘ
ビーユーザー向けには有料会員用のプランを用意していますね。
他にも手数料の場合は、ヤフオクやメルカリですと販売手数料を取って収益を上げています。
よく使う技術用語
CMS(しーえむえす)
WebサイトはHTMLやCSSを記述して表示するものを作ります。
HTMLやCSSでは専門知識が必要になったり、ページ数が膨大になると管理の手間が膨大になるため、
CMS(Content Management System)というものが作られるようになりました。
CMSは決まったコンテンツを更新・新規作成をするときに威力を発揮します。
文書・画像などが専門知識なしで更新できるのが特徴です。
Google Chromeなどブラウザで直接入力することができるため、なにか新たにインストールをしないといけないということもありません。
CMSで有名なものだとWordPress、Movable Type、Concrete5などがあり世界中で使われています。
WordPressなどを使って専用のWebサイトを作るには製作者がHTML/CSS以外の別の専門知識が必要となります。
PHP(ぴーえっちぴー)
PHPはWebサーバで使うものです。
ブラウザから問い合わせのあった情報をブラウザに返すために利用するプログラミング言語です。
よく使われてる部分としては問い合わせフォームやショッピングカート、ブログ、Facebook、What’s Newやお知らせなど、同じURLでも見てる人によって表示されるコンテンツが変わったりします。
データベースのシステムと連携して動的なWebサイトを作れます。
JavaScript(じゃばすくりぷと)
Webブラウザで実行されるプログラミング言語です。
Webサイトに動きを持たせたり、ユーザーの操作によって様々なアクションを返すのに使います。
例えばクリックすれば画像がフェードイン・フェードアウトさせたり、入力時の制限文字数を超えると色が変わるなど、さまざまな表現ができるようになります。