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Webデザイナもアクセス解析を覚えるとハッピーになれる話|Web解析 Advent Calendar

運用

投稿日

Web解析 Advent Calendar 2015の9日目の担当です。
このAdvent Calendarきちんとスケジュール通り記事書かれてなかったり、リンク切れてたり、過去の記事にリンク張っただけの人いたり、Web解析の人って自由な方多いのかしらと思い、真面目で堅物な私が書いて良いのかしらって不安になります。
と思ってたらFbページにイベント中止?なんですね。なるほどーってなりました。
でもせっかく記事書いたので公開します。

私はこの業界に入ったときは解析とか関係なく、デザイナとして足を踏み入れましたが、今じゃデザインよりWeb解析のほうが好きだし、大事だと思っています。
もともとデザインそんなに得意じゃなかったのもあるのですが、それでもWeb解析は自分にあってると思っていますし、Webデザイナはみんなもっと興味持ってもいいのになって思ってます。

アクセス解析の必要性

皆さんはアクセス解析を行っていますか?
Googleアナリティクス入れてるだけではアクセス解析って言いませんよ。
目標を持って何が原因で目標到達に至らないかを調べて初めてアクセス解析です。

Webサイトは公開しただけじゃアクセスも増えないし、ちゃんと考えて設計しないとどのくらい成果につながっているかもわからないです。
よくWeb制作者は「 公開してからが大事、Webサイトのスタートはここから」とか言うのですが、じゃあ公開してからどうして良いのか教えてくれるWeb制作者ってまだまだ一握りだと思います。
なんだかんだでみんな作るだけでおしまいっていうのが多いと思います。
または更新するために頼まれたものだけ作って、それでハイ終わり。そんなWeb制作者もまだまだ多いと思います。

アクセス解析は運営をするためにはとても必要なものです。というか必須です。

運営には成果が求められます。
成果は数字で表すことで第三者にも伝えれて、より広がりのある事ができるようになります。

例えば予算取り。成果が出てるものにはみんなお金を投資してくれます。
例えばモチベーション。成果が出ているのが見えたらどんどんやる気も出てきます。逆に成果が出てるかわからないものにモチベーションをずっとキープできる人がいるならそれはとても凄い事です。
アクセス解析はWebサイトを育てる栄養のようなものです。

繰り返しになってしまいますが、ホームページは公開しただけで何かが激変することはありません
ただアクセス解析を行い改善をすることでWebサイトの価値を少しずつアップさせる事が出来ます。
そしてWeb制作者の価値も一緒に上げてくれます(←とても大事)
私の場合解析ができるようになっても会社員のおちんぎんはあまり変わりません(←とても悲しい)

アクセス解析を覚えたいと思った理由

結論から言うと、今後Web制作だけで続けておちんぎん稼げるイメージがつかなかったからです。
凄腕のデザイナやプログラマとなれば全然話は別なのでしょうけど私はどこにでもいる雑魚Web屋さんですのでなんか武器がないと死んでしまうなって思ったのでその武器の一つにアクセス解析を選びました。

私はWebサイトはそれなりに作れる自信があります。
ただコンテンツやデザインだけの知識で成果の出るサイトを作れるかと言われると自信ありません。
成果を出せない・見えないサイトにお金を払い続けてくれる人はいません。私だってそんな人にお金出したくない。
なので今後Webデザインだけできる人・マークアップだけできる(しかできない)人はおちんぎんあげるのどんどん難しくなるのかなと私は思っています。

せっかくスキルがあるのだからそれをお金や目的に繋げたいと私は思います。

このご時世Webサイトを作るだけの人はどこにでもいます。
Webの素人がWebサイトを作れるようなサービスもたくさん出ています。
実際それらのツールを使って、Web制作会社が達成出来ないような成果を出してるWebサイトもたくさんあります。

Webのプロに頼んだから成果が必ず出るわけではないというのはもうクライアントは気づき始めてると思います。
その打開策としてアクセス解析は必要なものです。

アクセス解析は私の持ってるスキルをより輝かせてくれるものとわかったからどんどん覚えました。
本業だったデザインを捨ててでも覚えたいと思ったのがアクセス解析です。

アクセス解析というサブスキルを得て、私はお客さんに選ばれる人になってこれたと思ってます…デザインだけだと今の自分の評価はないかなと思います。
自分で作って、解析して、改善するという一人PDCAを行えるフルスタックぼっちに私はなりたい。

アクセス解析を覚えて良かった事

まず打ち合わせ中の発言に説得力が持てるようになりました。

デザインの話になるとダサいとか色が…とかコピーが…とかの話になるのですが数字を見せたうえで話すとどうでも良い方向に話が進みにくくなります。
また数字は比較する事ができますので適当な事を会議の場で言うと後で発言した人が痛い目見るので、みんな考えて発言してくれるようになりました。
「悩むくらいなら(文句があるなら) ABテストしようぜ」が合言葉です。

さらに良い事としてはWebデザイナ(運営メンバー全員を含む)のモチベーションを上げることが出来ます。
Webデザイナはクライアントに「 デザイン褒められたよ」はそれはそれで嬉しいでしょうけど、それは一時的なものですし何より本質的なものではありません。
デザイナはエンドユーザーの事を考えてデザインをしますので本当はエンドユーザーがどう感じたかを一番知りたいはずです。
エンドユーザーの気持ちを知ったデザイナは改善にも興味を持ってくれるのでさらに尖った良い物が作られていきます。

何よりサイトに興味(愛)を持てるのが一番アクセス解析が素晴らしい点だと思います。

アクセス解析はただ数字を並べるだけじゃありません。ゴールまでの道筋を全員で共有するために使うものです。
プロジェクトチームを作るっても納品ばかりに目が言って本当のゴールを見失うのは良くありますがアクセス解析を使えば目標を明確に出来ますのでチームの気持ちを一つに出来ます

嗚呼アクセス解析って素晴らしい。
みんなアクセス解析にもっと興味持ってくれても良いと思うのです(*ゝω・*)。