IT業界にいると成長してあたり前のように思われがちですが、成長のスピードにはやっぱり差があります。
私も最初は手探りでスキルアップしていましたが、慣れてくると自分の生活の一部にまで落とすことができました。
本記事では、私が日頃心がけている事を紹介します。
デザイナスキルを上達させる視点を持つ
デザイナの成長というとどんな事を想像されますか?
カッコイイデザイン、可愛いデザインなど雰囲気のある出来れば良い。PhotoShopなどのツールを上手く使えれば良い。
多分これは成長の途中経過で成長の天井が見えているもので、これを伸ばすのを目的に成長させるのはオススメしません。
いわゆるデザインが上手い方は、さまざなな視点からデザインを見て、それを洗練させています。
よく動物の視点で例えられたりします。
- 全体をみる「鳥の目」
- 全てのアウトプットに一貫性はあるか?
- 細部をみる「虫の目」
- 細部にまで統一感があり違和感を感じさせないか
- 潮流をみる「魚の目」
- ユーザー・ターゲットの背景を考えてその人が欲しいものになっているか
- 内面をみる「心の目」
- ユーザー・ターゲットが気がついていない、心の奥で欲しがっているものを提供できているか
これらは人によってはデザイナがすること?という人もいますが、これが自分ひとりで完結できる人は優秀なデザイナで「本質」を捉えたものをユーザーに提供できています。
すべての視点を持つてるならそれに越したことはないですが、自分の得意な視点を知っておくだけでも強いです。
私の場合は解析やLPが得意なので、これでいうところの「魚の目」「心の目」が強いと自負しています。
自分の得意どころがわかると、スキルも伸ばしやすいのでがむしゃらにやるよりは効率的です。
スキルを身につける順番
自分の得意どころも重要ですが、基礎的な部分など自分のWebデザイナをしてのフェーズによって学ぶ分野が変わって来ます。
個人的には分野の違いはあれど下記の順番で覚えると良いと感じています
- 基本のレイアウトができる
- 華やかなビジュアルが作れる
- 分析力がある
- コンセプトを作れる
- 解説力がある
- 実行力/課題解決力がある
情報収集を定期的にする
成長と言っても何をやるか、これから何が必要かなど業界の情報を得るのは重要です。
IT業界は変化のスピードが早いので去年できていたことしかできないようですと、それは成長をとめているわけではなく、退化になります。
若手はどんどん成長していますので、油断しているとすでに先を越されてしまします。
かといって情報収集して、インプットするだけでは自分の糧になりにくいのでちゃんとアウトプットも必要です。
情報収集→情報発信が基本です。
私の情報収集方法は以前記事にまとめていますので、下記をご覧ください。
Webデザイナーにオススメしたい雑誌からの情報収集
時間の無いWeb屋が実践してる効率的な情報収集
仕事以外でもインプットとアウトプットをする
情報収集って気がつくと、普段の仕事に関わることばかりになってしますのでが並行して自分の興味のあるものを調べてみてください。
やりたくない仕事もあると思いますので、好きなことを調べているときはそれが息抜きになって本業もスムーズに進めれたります。
仕事以外にも学ぶのか…と躊躇してしまう方もいますよね。
個人的には別に就業時間外で勉強はしなくてもいいとは思っています。
じゃあなんで私が日々勉強しているかと言うと、自分がちゃんと仕事出来るようにするためです。
私の場合周りの人が凄い人が多いので遊んでるとすぐにおいてかれてしまうのもあってアウトプットを続けています。(別に嫌々でやってるわけじゃないですよ。念のため)
私もこのブログを通じてアウトプットを続けれていますのでブログはじめるのオススメです。
もちろん続ける前提ですけど。
ブログを続けるメリットは下記にまとめています。
未経験WEBデザイナーはブログを持ったほうが良いと思う私なりの理由
Webデザイナでアウトプット続けてる人ってほんと少ないんですよね。(ちょっとさびしい)
定期的にコードを見直す
コーダーであれば、自分でコードを書くでしょうがメンテナンスとかしていますか。
gitなどがあればチョットずつ進めれたり、人からレビューをもらえたりして成長したりできるので自分で書いたコードを見直さないので自分でそのチャンスを奪っている事になります。
もしあなたがgitに興味を持っているなら、ぜひgithubをはじめて見てください。
コードを公開すれば、人の役にも経ちますし、人に相談もしやすくなりますのでコードを見直す機会が増えます。
余談ですが、gitが使えるとリモートワークもしやすくなって、今後の働き方の選択肢がぐっと広がりますよ。
リモートワークの副業に興味がある方はコデアルさんがオススメです。
興味があるかたは下記記事をご覧ください。
副業に最適なリモートワークOKな求人サイト コデアルがオススメ
人のコードを見る
コードを見ないと言うのは、自分のコードだけで無く人のコードも含みます。
人のコードを見ると言っても何からはじめていいかわかんないですよね。
私がオススメするのはフレームワークやライブラリのコードを見る事です。
理由としては下記です
- 大勢の人が使いやすい設計になっている
- readmeやDocumentがあって読みやすい
- 読んだコードを業務で活かしやすい
- TOPレベルの人たちのコードや設計に触れられる
- 自分の知らない記述を知る機会が増える
Bootstrapなんかだと普段自分が使って無くても、引き継いだ案件やこれから一緒に組む人が使ってる可能性は高いので、損はしないかなと思います。
他にも質問サイトのコードを見て自分で回答するのも力になりますよ。
そういったサイトですが、Q&Aサイトの「teratail」さんあたりが一般的ですね。
PHPやRubyとかのコードが多いと思われがちですがCSSとかJSも結構ありますので、多分答えれるものが幾つかあるはずですよ。
時間をちゃんとかけてやりきる
とりあえず、触って見るというのは大事なんですが、基礎だけ触って見るだけだと中々スキルにまで至らないんですよね。
ちょっとだけ勉強するのが悪いというわけではないので、誤解の無いように。
かと言って、はじめっからいつも全力で!みたいなスタンスだとしんどいので、ちょっとずつ新しい事をや気になる事をはじめて、力試しみたいにどこかできちんとやりきるみたいなタイミングを作ると良いです。
その時の全力でものを作ると人に評価もしてもらいやすいのでオススメです。
スキルって目に見えるものではないので、時々その成果を形にしておくと思ってもいないチャンスが訪れたりします。
流行りのものばかり触らない
繰り返しになりますがIT業界は変化のスピードが早いです。
今流行ってるものばかり触っていると、自分が何が得意な人なのか説明できなくなります。
人の時間は無尽蔵にあるわけではないので、自分の将来に役立つスキルを選定する必要があります。
例えばWebデザイナを一言で言っても、グラフィックのセンスやプレゼンスキル、コーディングのスキルなんかがぱっと出てきますが、今後の将来を見据えるとAIや自動化に合わせるために、解析のスキルや統計学を学ぶという選択肢もあります。
他にも動画に手を出すという案もありますね。
業界が求めている分野ではなく、自分が必要な分野を学ぶようにするのがオススメです。
新しい事へのチャレンジをし続ける
同じことばかり続けていても、成長はしづらいです。
ちょっとずつでも新しい事は初めて行くと飽きずにいて楽しいです。
何をやっていいかわからないという人は、自分に身近な別の職種の人がやってることに興味を持ってみてはいかがですか?
デザイナーであれば、ディレクタやプログラマなどと関わることが多いと思いますのでその人達がやってる事で自分にもできそう、やってみたいというものがあればそっちの方向に手を出してみるのはいかがでしょう。
自分で考えるクセを持つ
SNSなどをしてると毎日人の面白い投稿を目にして刺激を受けます。
バズったものなどを見て、自分ならどうする?とか考えると自分に出来ること、できない事が見えてきます。
何より「人に求められるものは何か」という事がひらめきやすくなるのでビジネスチャンスや社内の評価が上がりやすくなります。
私は「俺の嫁が可愛い」というサイトを作ってバズったので、これが最高の成功例かなと思います。
その当時の振り返りは下記をご覧ください。
公開6日で100万PVを叩き出したWebサイト「俺の嫁が可愛い」を公開してみて
自分で考えるクセを付けないと「指示待ち人間」になったりなぜこれが良いのか「説明できない人間」になりやすいので、色んなところで損をしてしまいます。
誰かに頼るのは悪いことでは何のですが、頼らないと一人でできない事ばかりだと、自分でやりたい事もできずに詰んでしまいますね。
人のアドバイスを聞く
私って頑固なんですけど、信頼してる人のアドバイスはちゃんと聞くようにしています。
やってみたら良いよとか、こうしたらどう?とかアドバイスをもらったらまずは否定をせずにはじめて見ます。
やってみて駄目だったら、ゴメンなと謝るようにしています。
こうしていると自分一人では気がつけな経験値が溜まります。
否定をすることは簡単ですが、それで得るものはないので、まずはやってみるの精神はオススメです。
失うのは時間と時々ちょっとのお金くらいですが、私は得たもののほうがデカイです。
アウトプットを続ける
結局これが1番大事かもしれません。
自分がインプットしたものを常にアウトプット出来る人は強いです。
自分の意見、相手の意見を汲み取りつつ、自分のサービスや作品を伸ばせる人はデザイナとしてかなり優秀です。
なにより見てもらえるものがあるので、説得力があるのが良いですね。
もちろん完成形で何でも出すではなく、「いい感じのところで早めにデザインを晒せるスキル」というのが大事です。この辺は心構えかもしれませんが。
転職のためにも
ずっと今の会社にいるのであれば、多分仕事を片付けてるだけで評価はされていくと思います。
今後転職するときなどには、業界で通じるスキルが求められますので自分がやりたい事、続けれそうな事を学び続けて「保険」をかけているだけです。
お陰で私はいつ会社を辞めても次が見つかるくらいのスキルは見つけれましたので、割りと気楽に働けています。
先程の話と重複しますが、インプットだけだと評価がされにくいのでアウトプットも一緒にしておくとポートフォリオにも使えてます。
大体転職しようとすると、作品が無くて応募に困るとか年収が下がってしまう傾向にありますからね…
もしあなたが転職の事を考えてるのでしたら、以前記事を書きましたのでよかったら見てください。
Web以外の趣味を持つ
Webの勉強ばかりしてるとはっきり言って視野が狭まります。
自分の仕事にかかわらない趣味を持つと息抜きにもなりますし、ユーザーに視点でものが見えるようになります。
私の場合ですと、自転車が趣味なのですが勉強の合間に走って息抜きをしています。
仕事以外で自転車関係のサイトや実店舗に行く機会が増えますのでユーザーの気持ちを取り戻す事ができます。(仕事してると、どうしても開発者目線になってしまうんですよね)
言い訳をしない
こんな言い方をしてしまうと、凄いプレッシャーを感じるかもしれませんができなかったときに「次はこうやる」と期限を決めたり手段を固定してるだけです。
できなかった言い訳をしても、自分を納得させるだけで成長には繋がりません。(もちろん病気でとか、自分に非がないもののありますが、どちらにしても言い訳しても良いことないんですよ)
人に評価してもらう
アウトプットが前提になりますが、なるべく人に評価してもらったりしています。
そんな堅苦しくなく、こんなの「今作ってるんだけど、どう?」とかかなり気楽なものです。
私の場合サイトの解析も得意なので、どっちのバナー/コピーのほうが反応が良いか、SEOでのテストとかGoogleアナリティクスで評価を見たりもします。
やりっぱなしよりも、反応を自分で受取にいくと次やるときのモチベーションにも繋がるので良いですよ。
最後に
Webデザイナの仕事しててすごいなって思うのは10年以上やってても常に学びはあるしやりたいことはどんどん溢れてくるとこです。
そんな中でも若手ですごい人はどんどん増えてきて上の世代に噛みついてる感じも好きで、私はこのプレッシャーのなかで、成長していくのがすごく楽しいです。
ダメ出しされて凹んだり、何度も何度も修正しても、自分も相手にも満足してもらえなかったり、いろんなことがあっても、それでもこの仕事をしてるっていうのは…やっぱりWebが好きだからなんだと思います。
もしあなたが今、苦境に立たされているなら諦めずにいつかは乗り越えられると思って頑張って欲しいです。(苦痛に感じるなら身を引くのも手ですが。このままじゃダメとおもって行動するのは良いことです。)
もし勉強がてら実力だめしもしたいという人は、副業という方法もあります。
私は副業もしているのですが、自分の将来に投資ということでしたらこちらの方法もオススメですよ。
社内ではできない事が出来るので新しい視点と実績を持つことができます。
でも働きたくないって気持ちが毎年どんどん高まってるんですけどね(ゝω・)