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Web制作の受託を辞める事を考えてみた

開発全般

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先日今年自分の副業での売上や良かった事・悪かった事を振り返って「来年からは受託はやめよう」かなーと思っていたところ、WordPress界隈で「SnowMonkey」というテーマを作られている北島さんが「2019年からの受託業務の方針について」という記事を書かれていて、共感する部分があり、ちょっと自分の中でも考えや気持ちを整理したいと思い記事にしました。

受託をやってきた理由

なぜ受託を経ってきたかというと、事業の課題をデシタル(私のノウハウ)で解決して成果に変えることが「出来る」からです。
つまり、費用がいただけるというのが一番の理由です。(つまり金にしやすいと言い換えれます)

そして、受託の場合成果を出せば、当然ですが人に喜ばれます。それが私も嬉しかったんです。

また次の受託のクライアントのアピールにもなりやすいので、そのサイクルで受託を行っていました。

受託の場合、コンテンツ(売るもの)は当然その会社が持っているのでそれに依存してデザインを出来るので、自分だけではできない事が「できる」というのもやってきた理由になります。

受託で本当にやりたかったこと

受託では、実は「サイト分析」を継続してやりたかったのです。
サイト分析が受託でできると

  • 定期的な売上が上がる
  • クライアントのコンテンツで結果を出し続けれる
  • 信頼を継続される・できる

ということでした。

実際はCtoCの案件が多かったのもあって、なかなかこの理想が実現はできませんでした。

なぜ受託をやめようと思っているか

誤解のないように先にお伝えしたいのが、「受託が悪い」と思ってるわけではないです。
私が受託をやめようと考えているのは、「私に合わない」というだけです。

デザイン・コーディングが価格競争になってきている

私はなるべくはたらいたく無いと思っていますので、低価格で行うっていうのは避けたいと思っています。

今デザイナーやコーダーの人数が増えていて、差別化が難しくなってきています。
もちろん私は技術力は高いと思っているのですが、「とにかく安く作りたい」みたいなクライアントさんもそれなりに多く、疲弊する機会が増えてきました。

もちろん、上手な人ですとデザイン・コーディングでも高単価で出し続けれてる人もいますので、私がその変下手くそなのが問題なのかとは思います。(一応お引き受けする、案件は値下げとかしないので低い単価では仕事はしてないです)

時間的リソースが足りない

私自分でも作るのが結構好きなんです。
そして長年Webに関わっていると、出来ることが増えてきてやりたいことが増えてきました。

そんななかで受託を行うと、当然締め切りもありますので時間的な拘束や想定外のタイミングで開発をもとめられたりもするので、時管の管理がちょっと難しくなりました。

そしてなにより、「自分が一番やりたい事ではない」というのがどんどん大きくなってきたというのが大きくなってきたのを感じる機会が増えてきました。

売上が不安定になりやすい

受託だと問い合わせ→見積もり→開発って流れになるかと思うのですが、見積もりの時点で終わってしまっていたり、開発のタイミングがずれたりというのもあって安定した売上があるわけではないです。

常に時間がかかる

受託だと必ず自分が手を動かさないと、売上につながらないのも受託の特徴です。
私は、「なるべく働きたくない」という気持ちが強いので、本質的に受託が合わないという事に気が付きました。

最低限生活できる収入がある

もともと会社員なので、生活できるおちんぎんはいただけてるのですが、最近は受託以外の副業のほうも良い感じに伸びてきているので、それほど受託に依存しなくても良い状況になってきました。

技術を伸ばしたいわけではない

受託の場合、新しい技術にチャレンジできたりするのも魅力の一つです。
普段自分が抱えていない課題を新しい技術で解決できるように挑戦するのは楽しいのですが、そもそもで私は「新しい技術に挑戦するのが楽しい」のではなく、自分のスキルで問題を解決するのが好きなのに気がつきました。

受託のWebデザイナーに求められていること

デザイナというと最低限下記の事が求められるかと思います。

  • 情報設計/配色
  • デザイン系ソフトの操作
  • コーディング

私は今これらは出来ると思っていますし、それ以上のことが出来るという自信があります。

本当に自分がやりたいこと

私はあまりかっこいいデザインとかは得意じゃないです。
しかし、目的を達成するためのデザインは得意だと思っています。

自分のスキルでクライアントを幸せにするよりは自分が考える「ユーザー」を自分が作ったコンテンツで幸せにしたいという気持ちが強くなってきました。

その結果転職しました

2018/10月まで受託の開発会社にいたのですが、11月から自社プロダクトのある事業会社でインハウスデザイナになりました。

今の会社を選んだ理由はプロダクトが面白そう、今後もっと伸ばせるプロダクトだったというのもあって、やりたいことに「近い」ことができる感じの会社です

まだ入社して一ヶ月ですが、自分が思ってた以上にデザイナーとして活躍できている感触があります。

社内の人からもたくさんの刺激をうけているので来年はもっと自分のプロダクトであったり、ユーザーのための開発が楽しんでできそうという気持ちです。

最後に

自分のなかでは結構変革なのですが、これを進めるためには、「こういうことをやりたい」という強い思い入れが必要だと思っています。

なので自分の中でこの記事を書いて気持ちを整理しました。
読んでくださってありがとうございます(ゝω・)