みなさんはWordPressの案件をするときはどんな開発フローをされてますか?
1から作るひともいれば、何かフレームワーク的なものを入れて作る人、スターターテーマを使って作る人、子テーマ前提で作る人など様々な進め方がありますね。
私は去年までは「Underscores」を使って開発していましたが、最近WordPressの開発では、UnderStrapというテーマを使っています。
UnderStrap公式サイト
UnderStrapとは
UnderStrapは、WordPressの開発元となるAutomatticのUnderscoresのスターターテーマと、レスポンシブにも対応しているBootstrap4を組み合わせたものです。
WordPress.orgの公式テーマディレクトリに掲載されており、管理画面からもダウンロードできます。
スターターテーマは開発を始めるときの手間を減らしてくれる便利なものです。
Underscoresは長年愛され・実績も信頼もスターターテーマで、とても使いやすいです。
ただUnderscores単品で使うことは少なく、何かのフレームワークと組み合わせて作る事が多かったです。
Underscoresを使えばBootstrap4で最適化された最低限の構成で制作を始められるので瞬発力が高まります。
便利なポイント
UnderscoresとBootstrapを使ったテーマは数多くありますが、なぜ私がUnderStrapが良いと思えたかを紹介します。
子テーマで作れる設計
UnderStrapは子テーマで制作できるので、メンテナンスがし易いです。
関数の部分であったり、オプションが幾つか設定されており、子テーマからレイアウトなどの設定を変更することが可能です。
子テーマを使うと親テーマのレイアウトや構成をそのまま持ってこないと行けないとよく誤解されますが、UnderStrapではそんな事はありません。
そして、UnderStrapでは子テーマ用のテーマも配布されています。
ただ子テーマが用意されているわけではなくUnderStrapの子テーマとして用意されているので特に構成を考えずに使いはじめれます。
子テーマではタスクランナー(gulp)やSCSSが入っていますので効率的に開発が始められます。
子テーマはこちらからダウンロードできます。
他にも子テーマ前提へBootstrapを組み込んで作られているテーマですと日本語のものだと、Habakiriが有名です。
私も何度かお世話になりました。
機能面の豊富さ
Bootstrapを取り込んでいるのでUnderscoresにはないオプションや機能が標準からあります。
オプションパネル
WordPressのカスタマイズパネルからCSSのカスタムコードを追加できます。
またレイアウトの変更も可能です。
Awesomeが入ってる
Bootstrapがあるので当然と言われそうですが、はじめからAwesomeが入っているのでちょっとした装飾やアイコンがほしいときにすぐに使えます。
Jetpackの対応
Underscoresを使っているので、Jetpackのテーマサポートが付属しています。
※妙なスタイルや設定はありませんので、Jetpackを使わずにUnderStrapのままでも使えます。
WooCommerceサポート
去年あたりからよく話題になっているWooCommerceプラグインにもテーマ側で対応しています。
まだWooCommerceに対応したテーマを作ったことない方はcodeを読むだけでも気づきがあるかもしれません。
オープンソース
先に少し触れてしまいましたがUnderStrapはWordPress.orgの公式テーマディレクトリで配布されている安全と品質を保証されたテーマです。
もちろんライセンスはGPLでUnderStrapは、個人用、商用利用も無料です。
まとめ
WordPressの案件はスピード感を期待される事が多いのでこういった使いやすいスターターテーマを使わない手はないですね。
シンプルな設計なので、codeを読むだけでも勉強になります。