今年から縁あってconcrete5のサイトを幾つかつくる機会に恵まれました。
元々WordPressの構築は情報も多く学びやすかったのですが、concrte5は手探りで勉強しました。
concrete5は始めようと思ってもなかなか始められないと聞きますので、これから始められる方達の参考になれば幸いです。
concrete5を知る
先程紹介とかぶりますが私はWordPressが得意でしたので、どうしてもWordPressベースで比較してしまいました。
比較した結果、比較するものじゃないと肌で感じましたので、まずはconcret5が何が出来るのかを知ると良いと思います。
concret5公式サイト(日本)には初めての向けのコンテンツがありますので、まずはこちらを一読すると、概要は見えてきます。
一点注意頂きたいのがバージョンですconcrete5では5.7系から大幅なバージョンアップをしていますので、5.6系以下の情報を見ても食い違う事がありますので、これから始められる人は5.7系以降の情報をもとに学んでください。
書籍も発売していますが、これは5.6系のものなので今からこれを見て学ぶのは非常に厳しいです。
本当に良い本ではあるのですけどね。
concrete5の紹介
concrete5の特徴はブラウザから直接編集する直感的な操作です。
jimdoやペライチなどをイメージしていただいてもよいでね。
実際に表示されているページの画面を直接編集して、テキストや写真を自由に配置できます。
グリッドの機能もデフォルトで入っているのでレイアウトもかなり柔軟に作れます。
ブロックと言われる、個々の機能をもったコンポーネントを入れるだけでページが作れます。
他にもこんな機能こともできます。
- headerやfooterなどの共通部分も編集できるようにしたい。
- ページによってイレギュラーなレイアウトで作りたい
- 特定のページだけデザインを全然別物にしたい
- 公開時期を指定してキャンペーンページを自分でつくりたい。
- 公開には承認フローを取り入れたい
実際に使ってみないことには、わからないかもしれませんが、使って見るとWordPressで企業サイトとかつくるもんじゃないなと過去の自分を反省しました。
concrete5はもともと企業サイトなど汎用的なサイトを作るためのCMSですので WordPressとは作る目的が違います。
WordPressですとプラグインを入れて、機能を追加して企業サイトを作りますが、concrete5ではそれらの機能がデフォルトで入っています。
- スライドショー
- ページャー
- グリッドのレイアウト作成
- テーマ編集機能(デザイン編集)
- ブログ機能
- HTML挿入
- SEO対策機能
- Google Mapsの埋め込み
- YouTube動画の埋め込み
- サイトマップの作成
- 権限の割り当て機能
- 承認機能
- フォーム作成
- アンケート機能
- アクセス解析ツールのタグ挿入機能
- 他サイトのRSSの読み込み
などなどです。
デフォルトで使える機能が多いので今後バージョンアップされないということは無く安心して使えます。
苦手なサイトというとWordPressが得意とする、個人ブログのような時系列で記事がならんでいるようなサイトです。
結局のところ使い分けが大切ですのでconcrete5が万能というわけではないので、誤解のないように。
勉強会に参加する
日本でもコミュニティがとても盛んで関西,名古屋,東京で勉強会が開催されています。
勉強会は初心者向けのものが多く、何も知らない状態で参加しても大丈夫です。
記事を読んでもピンとこなかったりしますので、実際に利用しているユーザーの声が聞けるのは良い刺激になります。
学ぶというのもそうですが、concrete5を好きになるというのが一番のメリットですね。私はWordPressがコミュニティに参加して好きになったタイプです。
自分で作ってみる
人の話を聞いたり、ブログやスライドを読んでいてもあいつまでたってもできないままなのでまずは自分で作ってみましょう。
作る手順としては以下のような感じでしょう。
- concrete5の本体をダウンロード
- MAMPなどで環境構築
- PHP 5.5.9 以降
- Apache Nginx などの Web サーバー (Apache24を推奨。)
- MariaDB もしくは MySQL 5.1.5 もしくはそれ以降で、空のデータベース1個
- themeをインストールする
- 最初はデフォルトのものでコンテンツがあるものを選択して慣れてみる
- 次は別のthemeをインストールしてコンテンツは空っぽの状態にする。
- themeはマーケットプレイスからダウンロードできます。
- 自分でthemeを作ってみる
- 無料で使えるHTMLデザインテンプレートを入れてみるのをオススメします。
- 人に使ってもらう
- 実際に作ったWebサイトを人に説明してもらうと自分では気づかなかったしてんが見えて改善案が見えてきます。
- 改善する
これらを何度か繰り返すとConcrete5が使える状態にまで成長できると思います。
最後に
concrete5を使うことで制作のワークフローがぐっと変わり、効率的でかつ、お客さんにも喜んでもらえるサイトが作れるシーンというのがまだまだ存在しています。
いつか触ってみたいと思っている人はぜひこの機会にconcrete5のサイトを作って見てください(ゝω・)