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WordPressのRESTAPIを使って簡単にスマホアプリを作る方法

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Webデザイナーがアプリを作るというと敷居が高いと思われるかもしれません。
実際私も「アプリなんて無理」と少し前まで思っていましたが、先日iOS/Andoroidの両方でアプリを作る事ができました。

ちなみに公開したアプリはほとんどコードを触っていません。
WordPressを少し知ってる方なら誰でも作れると思います。

公開したアプリ

WordPressのAPIを使って作る

WordPressにはWordPress REST APIというものがあってこれ利用すると、ドメインの外部からでも投稿の情報を取得することができます。

実際さんが2つのサイトの投稿数を取得して比較するサイトを作っています。
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WordPress REST APIを簡単に扱うために必要な事

APIというと複雑なプログラミングのスキルが必要と難しく考えてしまうかもしれませんが安心してください。
WordPress REST APIを簡単に扱えるものがオープンソースとして公開されています。

これを使えば読み込みたいサイトのURLを読み込むだけで作成できます。
アプリ以外にもSPA(シングル・ページ・アプリケーション)というWebページも書き出せます。

アプリの書き出しにはCordovaというハイブリッドアプリのフレームワークを使いiOS/AndoroidのアプリをHTML/CSS/JavaScriptで作ることが可能です。

今回の話で言えばURLを設定するだけで書き出してアプリ化できるので簡単です

アプリを公開するのに必要な費用

アプリを作る事自体は費用はかかりませんが、公開するのにはちょっと費用がかかります。

  • Andoroid版は$25を一回払うだけ
  • iOS版は11800円の登録費用が毎年かかります

上記の金額は1アカウントの価格です。
各プラットフォームに上記を支払えば、アカウント作成後、好きなだけアプリを公開することが可能です。

アプリを公開するのに気をつける事

Androidは安価で公開できるので、オススメです。
iOS版は費用がかかるという懸念もあるのですが、レギュレーションが厳しいので公開はAndoroid版に比べて苦労します。

実際iOS版の公開には友人の榊原さんのご好意に甘えまくって公開できました。

お陰で彼が勧めているIonicに興味を持てました。

アプリを作ってみた感想

公開して身の回りで何か変化があったということはないのですが、アプリを公開した Webデザイナーという満足感はあります。

私はアプリのデザインはすることはあっても実装は別の方におまかせだったのでアプリに対しての親近感が湧きました。

さきほどご紹介したようにCordovaを使えば今まで自分がつちかったWebの技術でアプリができます。

当然、ネイティブの言語で作るよりは出来ることやパフォーマンスの面で気になる事もあるでしょうが、まずは作れるというスタートラインにすぐ立てるのがメリットです。

これで簡単にアプリも作れるWebデザイナーを名乗れますよ。お得ですね。

アプリのダウンロード数について

予想していましたが、まだまだダウンロード数は少なく3桁にも満たないです。
元になっているWebサイトの「俺の嫁が可愛い」はアクセス状況はいい感じに安定してきているので、徐々にアプリのユーザーは増えていくと思います。

ただまだ改良の余地(というかUIは全然触ってないので)もっと使いやすくして固定のユーザー数を増やすところまで改善の範囲をすすめていきたいです。

Webとアプリの違い

なんでWeb版があるのにアプリを作ろうと思ったかというと、一つは好奇心です。

Webデザイナーだから◯◯ができないといった言い訳をするのは誰も徳はしないでしょう。
興味があるのなら、今できなくてもこれから作れれば良いという考えのほうが建設的です。

私はionic-wp.comを使うことで、その悩みを解決することができました。

少し整理しますと、Webサイトは新規のユーザーを獲得することに向いています、逆にアプリは新規ユーザーの確保には向いてませんが、リピーターやファンが使うのには強力な武器になります。

近年Webサイトはコーディングの知識がなくても簡単につくれるようになっているので、webサイトの需要は増えても作り手の需要は減る一方かなと予想しています。

もちろんwebサイトを作っただけで物が売れるなんて発想は夢物語ですので、どうやって売るかといったコンサルやマーケッターの需要は高くなっていくのでWeb業界で制作が衰退していくといったわけではないですよ。

その物を売るための一つの武器としてアプリがあると私はは考えています。

お金を払えば、アプリを人に作ってもらうことは可能でしょうが、改善をしていこうとなるとやっぱり自分で作れないとやりにくいと私は考えていますので、Webデザイナーである以上、Webとアプリの立ち位置を明確化して今後向き合っていく必要があると考えます。

最後に

Webデザイナーがアプリを作れないというのは、もうただの偏見と言っても過言ではないでしょう。
Cordovaを始め、Webの知識でアプリを簡単につくるプラットフォームはできあがってきているので自分で試すチャンスはたくさん転がっています。

なんでも手を出しすぎて、薄っぺらいスキルになるのが嫌という人もいますよね。
私最近思うのですが、やらないと決めているならまだしも、自分で触ってもいないのに不平・不満を言う人くらいなら、ちょっと触ってみて自分の価値観で判断してみると良いと思います。
そういう人の言葉こそ信頼に値する人ですね。(私もそういう人でありたい)

学生さんのように若手の人と話すと、彼らは失敗した話とかを笑顔でしてくれて良いですね。
色んな事にチャレンジしていって、その失敗を次に活かしてる感じが好感をもてます。
というか尊敬します。

私も年老いた老兵ですが若いもんには負けないように、自分の出来る事を増やして、幸せに出来る人を増やしていきますよ(ゝω・)