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初めての転職の方へ、失敗しないエージェントの選び方

転職・副業

投稿日

転職エージェントはたくさんありますが、何を基準に選んでよいかわかりませんよね。
私もそうでした。

正しい知識をもっていないと、転職に失敗したという事に後に気が付き、後悔ばかりが残ります

この記事では、元転職エージェントの友人から聞いた、失敗しない転職エージェントの選び方をご紹介します。

転職エージェント選びで重要なこと

まず大切なのは2つ。
総合型転職エージェントによる求人ボリュームの確保と、特化型転職エージェントによる業界・職種に応じた詳細なキャリアプランを作ること。

そして、転職エージェントを複数登録することです。

これらは行動はあなたにとって「優良なキャリアコンサルタントに出会う」ための戦略です。

転職活動の一つの目安として3ヶ月ということが業界内では言われます。
最初の登録から3週間くらいでメインで活用するエージェントを見つけて、転職活動を進めるのが早期で良い結果を導き出す必勝法です。

これから紹介する方法を実践いただければ、転職エージェントの選びは心配無用です。

自分に合う転職エージェントを見つけるために

転職エージェントには大きく分けて「総合型転職エージェント」と「特化型転職エージェント」の2つのタイプがあります
それぞれ得意とする転職のパターンがあります。

総合型転職エージェントと特化型転職エージェントの違い

総合型転職エージェントは、幅広くさまざまな業界への紹介を行うエージェントです。
規模も大きく、その知名度や過去実績から自ずと求人が多く集まる傾向にあります。

加えて、総合型転職エージェントは転職業界を志す人材のなかでも優秀なキャリアアドバイザーを多く保持しています。(大企業の入社難易度が高くなるのと同じ感じです)

特化型転職エージェントは、特定の業界(たとえばIT業界や医療業界など)に特化して紹介するエージェントです。

他にも20代に限定、エグゼクティブに限定のように企業側のニーズに特化する転職希望者のターゲットを絞ってた転職エージェントもいます。

業界特化型エージェントは、業界の経験者が在籍するケースが多く、情報収集や面接対策には大変効果があります。
その一方で、保有案件がどうしても少ないため、最終的には総合転職エージェントで転職するケースが多いので、うまく情報収集のためだけでも活用することをおすすめします。

総合型と特化型は、どちらが転職エージェントとして優れているか、といった優劣を決められるものではありません
ケースバイケースで、総合型が適している場合もあれば、特化型がマッチすることもあります。

総合型転職エージェントと特化型転職エージェントのメリット

総合転職エージェント
  • 業界を横断して大量の案件を保有(最大10万件以上)
  • 今あなたがいる業界外の可能性を提案してくれる
特化型転職エージェント
  • 業界出身のコンサルタントが多く、知識が豊富
  • 業界特有の面接対策を提供してくれる

総合型転職エージェントと特化型転職エージェントのデメリット

総合転職エージェント
  • 業界特有の知識には弱い傾向にある
特化型転職エージェント
  • 特化型エージェントは中小企業が多く、案件数は少ない
  • 案件が少ないため、手持ちの案件を押し付けられてしまう場合がある

大切なのは、総合転職エージェントと特化型転職エージェントの両方(最低1つずつ)の転職エージェントにまずは登録が必要ということです。

その理由は、総合型と特化型の両方に登録しておくことで、どちらのメリットも享受でき、エージェントを最大限活用して、「優良なキャリアコンサルタントに出会う」ためです。

どちらの転職エージェントもあなたの転職活動のプロデューサー的な位置付けになります。
転職準備段階やあらゆる選考フェーズにおいて生じる疑問に答え、方向付けをサポートしてくれる役割だと割り切って転職エージェントを見ると、良い/悪いの点が見えてきます。

補足ですが、特化型転職エージェントはあなたの目指す業界・職種に応じた面談、自己PRや志望動機といった選考フェーズで必要な情報を形作る上のが得意だったりしますので自分をアピールするのが苦手な人は、特化型転職エージェントを多めに登録すると良いです。

転職エージェントの紹介

転職エージェントの選び方は非常にシンプルで「多くのキャリアコンサルタントと効率よく接触し、その中から最適な担当者を選ぶ」ことです。

  1. 大手総合転職エージェントに1社以上登録する
  2.  業界特化型転職エージェントに1社以上登録する
  3.  自分と合う担当コンサルタントにしぼる

転職エージェントは「どこ」が良いより「誰」が良いが重要になってきます。
もちろん転職エージェントの会社によって強み自体はありますので、選ばれている理由をご紹介します。

特徴別総合型転職エージェントの紹介

転職エージェント 対象地域 特徴
リクルートエージェント 全国 案件数・登録数ともに最大級かつ実績数も国内No1。最初に押さえておきたい転職サービス
DODA 全国 リクルートエージェントと並び、国内最大級。履歴書添削、面接アドバイス等の手厚いサポートでも人気。
マイナビエージェント 全国 キャリアアドバイザーの手厚いサポート。中小企業の独自求人が比較的多い。
パソナキャリア 関東・関西・東海 キャリアエージェントによる、幅広い職種・業種に向けて行われるキャリアプラン相談の丁寧さに定評。
Typeエージェント 関東 既卒・第二新卒~ミドル世代まで、幅広い年齢層の転職者を支援。IT人材、エンジニアの転職に強い。

上記を見てどこに登録すればいいかわからない方は、案件数が多く担当者が良いと定評のある『DODA』と、転職が初めての方でも丁寧に相談にのってくれる『パソナキャリア』を同時に登録すればバランスが良いため、2社の面談を受けてみてはいかがでしょう。

DODAに登録する

パソナキャリア

特徴別特化型転職エージェントの紹介

特徴別特化型転職エージェントは在籍コンサルタントの人数が限られていたり、対応エリアが都市部に限られていたりすることがありますので、まずはそこが自分とマッチングしているか特化型転職エージェントに登録する際には注意してください。

転職エージェント 得意分野 対象地域 特徴
ワークポート
IT業界 関東・関西・東海・福岡 専任の転職コンシェルジュによる高品質なサポート・アドバイスが人気。エンジニア職ほか営業職、クリエイティブ職など、職種幅も広く対応。リクナビNEXT『GOOD AGENT RANKING』にて第15回~第18回の4回連続、
『転職決定人数部門 第1位』を受賞するほどの活躍ぶり。
JACリクルートメント 外資系 関東・関西・東海・中国 キャリアコンサルタントの品質の高さと、英文レジュメ作成アドバイス等のサポートも充実さが定評。
リブズキャリア 女性の転職 関東 女性の転職支援に特化したエージェント。女性の社会進出を強力にバックアップ。
就職Shop 第二新卒・フリーター 関東・関西 フリーター・既卒・第二新卒の就職・転職に強く、特にITの転職支援サービスが人気。
ビズリーチ ハイクラス 関東・関西・東海・福岡 ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職エージェント。管理職、経営層などエグゼクティブの転職に強い。
キャリアカーバー ハイクラス 全国 ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職エージェント。キャリアコンサルタントを指名できる「ヘッドハンター」システムが特徴

上記を見てどこに登録すればいいかわからない方は、IT業界に強い『ワークポート』の登録がオススメです。

ワークポートに登録する

補足として、『JACリクルートメント』、『ビズリーチ』や『キャリアカバー』は基本的にハイキャリア向けの転職エージェントですので、現時点でご自身のキャリアに自信がある方や転職を意欲的に検討されている方にはおすすめですが、そうでない方は他社を推奨します。

もし同じ業界の身近な友人が特化型転職エージェントを利用していて、そこで良い人を見つけているようでしたらそこも追加で登録する感じも良いですね。

※特に志望業界が特定できていない方は、総合エージェントだけでも大丈夫です。

自分と合う担当コンサルタントの絞り方

繰り返しますが、エージェントにも優劣がありますし、あなたとの相性もあります。

優秀なエージェントの中からは独立するキャリアコンサルタントがいて、ノルマを達成できないエージェントはこの業界を辞めていきます。
そうすると、必然的に現場のエージェントは、新人が増えますので、どうしても自分で判断する力が重要になります。

では、どうすれば優秀な転職エージェントに会う可能性を高められるか?

それは、「複数の転職エージェントに登録」することです。

こればっかりは、数撃ちゃ当たる作戦です。(もちろん、どこのエージェントでも登録すれば良いというものでもありません)

例えば、A社は紹介社数が多く連絡も密にとってくれるのに対して、B社はコンサルタントとの面談依頼後何の連絡もなかったとします。

このとき、転職活動の力になってくれる可能性が高いのは当然ながらA社ですので、A社に絞って転職活動を進めていくことにしたほうが効率的です。

こういった「比較」をするためにも複数の転職エージェントの登録が必要になります。

また「この人とはフィーリングが合う」「ついつい話し込んでしまった」というように、人間的に「合う」と感じるコンサルタントに出会うことができたら、その人を信じて託してみる、というのもありです。(私はこのパターンで成功しました)

理由は信頼した相手にはつい本音で話してしまい、選考が進む中で相談しておきたいことが出てきたときも、相談事の微妙なニュアンスまで余すところなく伝えられる可能性が高まるからです。

優良なキャリアコンサルタントの見分け方

  • どこが良かったか、入社する上での懸念点・心配事をフィードバックしてくれる
  • 案件ベースでの「良い・悪い」ではなく、あなた自身のキャリアにとってどういう価値があるかという視点でアドバイスをくれる
  • 企業に回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
  • 「他に良い求人はないですか?」というあなたの要望に粘り強く付き合ってくれる
  • 社長・役員・人事責任などとちゃんとパイプがあり彼らとの面接を自由にセットできる
  • 履歴書や職務経歴書をしっかりチェックしてくれる。面接のリハーサルもしっかり行ってくれる

最悪なキャリアコンサルタントの5つの条件

  • キャリア診断前なのに、応募させようとする
  • エージェントが応募する求人の仕事内容を理解していない
  • 内定が出やすい求人ばかり紹介してくる
  • 希望と違う求人ばかりを勧めてくる。
  • ただひたすら大量の案件を紹介してくる
  • 対応が遅く、連絡が不定期
  • 求人・仕事内容に対して知識が浅い
  • 転職希望者に断りもなく、勝手に応募する
  • 仕事中でも構わず電話をかけてくる

最悪なキャリアコンサルタントの場合、とにかく売上重視(あなたの内定先の年収の30%前後が売上となります)であなたがさっさと内定承諾することを優先させる人もいるので注意が必要です。

こういう方は最初は都合の良いことばかり言ってあなたの心を掴んでこようとしますので、上記の条件と比較してみてください。

キャリアコンサルタントも転職のプロとはいえ人間ですので、どうしても転職希望者と合う・合わないは出てきます。

変更を申し出るのは遠慮してしまう方もいるかもしれませんが、転職エージェントに登録している最大の目的はあなたの転職の成功です。
そこはシビアに判断して他のエージェントを探したほうが自分のためになります。

担当の変更はメールで連絡すれば、きちんと新しい方がつくようになります。

最後に

転職エージェントは、人材紹介と称される通り企業に人を紹介するビジネスです。

つまり転職エージェントは「人の繋がり」によって成り立っているビジネスなのです。

転職エージェントの良し悪しはキャリアコンサルタントの腕や転職希望者との相性でほぼ決まると言ってもいいでしょう。

転職エージェント選びを成功させる方法としては複数の転職エージェントをその得意別に応じて利用することです。

そして一番大切なのは、他人にコントロールされる事なくあなた自身が主導権を持ち、転職先を決定することです。

転職エージェントに登録後、各社のキャリアコンサルタントがどう対応してくるのかをしっかりと見極め、自分に合うコンサルタントをいち早く見つけることが重要になります。

そうすれば自分で決断した、納得のいく転職活動のゴールが見えてきます。(ゝω・)

なお、転職は転職エージェントだけでなく、転職サイトも併用したほうが自分のペースで進めやすいですし、求人も自分で探し出せますし、スカウトの制度もあるのでオススメです。

Webデザイナーからみた転職エージェントと転職サイトの有利な使い分け

Web業界向けですが、以前別の記事で転職サイトの紹介記事を書いていますので、よかったらご覧ください。

Webデザイナーにオススメな転職サイト

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