リードデザイナーになったのでその役割について考えてみた

職場で2020年4月からリードデザイナーという役割をもらいました。
とはいえどういったことをしてほしいというもの言われていないので、自分なりに役割を考えてみました。

リードデザイナーが行う役割

色々考えたのですが、一言で定義すると「デザインを属人化をさせない」役割という答えにたどり着きました。

属人化させないためには、下記のような事が必要と考えています。

  1. クリエイティブが良い状態を示す
  2. ユーザーとプロダクトがどんな状態かを示す
  3. デザインプロセスを整備する
  4. 優先順位を判断し、品質に責任を持つ
  5. メンバーに最強と認められる

クリエイティブが良い状態を示す

プロダクトのデザインはどんな状態が良いものかを言語化する。
これができない場合デザイナー毎に「良い」が異なるのでアウトプットがバラバラになります。

例えばキレイに整理されたデザインが良いのか、ユーザーが何でもできる状態がいいのか、プロダクトとユーザーとの関係性で異なります。

例えばマテリアルデザインでも良い状態とそうでない状態を明示しています
こういったガイドラインの整備からユーザーにとって何が価値のあるものかを言語化する役割があると考えています。

ユーザーとプロダクトがどんな状態かを示す

ユーザーがどんな機能をどのくらい使っていて、どのくらいファンになっていてくれる。
またどのくらいログインしている、していないなどの利用度を可視化して正常と考える数字を定義する

いわゆるKPI的な設定になります。
こういった事はマーケや解析のチームが行うものに思えますが、解析自体はおまかせしても、自分たちがデザイン(設計)したものに関して責任を持つためには定義はデザイナが行うほうが良いと考えています。

そうでない場合のデザイナは作るだけで本質的な評価をすることができなくなるからです。

デザインプロセスを整備する

デザイナ個々で作り方や確認の方法が異なるとレビューも均一にできません。
また過去に利用した・作ったUIなども蓄積していくほうが効率的なため、プロセスを決めてアウトプットをするフローを定義してメンバーのデザイナが開発に集中できるようにする。

なお、プロセスはシーンによって良いものは異なるので1つである必要はないと思っています。

優先順位を判断し、品質に責任を持つ

プロダクト開発をしていると、常に要望が溢れてきます。

プロダクトマネージャやプロジェクトマネージャがスケジュールを明示してくるでしょうが、それとは別の視点でクオリティの管理とやるべき順番を考える必要があります。

こういった事は、プロダクトマネージャやプロジェクトマネージャが考える事と思われるかもしれませんが、デザイナチームがそれを納得できなければただの作るだけの人 = デザイナになってしまいます。

そのため、デザイナチーム自体でも品質と優先順位を考える必要があります。
もし、これらを放棄してしまった場合プロダクトマネージャやプロジェクトマネージャとの関係は上下関係になってしまい健康的ではなくなります

メンバーに最強と認められる

半分冗談みたいな項目ですが、口だけのリードデザイナーではこれまで上げた項目を達成するのは難しいと思います。

メンバーに信頼されてこそ、達成できる項目ばかりです。

例えば、実力も信頼もリードデザイナー以上に高いメンバーがいたらチームの意見がバラバラになるでしょう。
そのため、実力もありメンバーを認め、信頼される最強である事が重要だと考えました。

デザインマネージャーとの違い

リードデザイナーを考えるにあたって、「デザインマネージャー」となにが違うのかを考えました。

重複する部分はありますが、「現場にいるか、いないか」で線引できるのではと考え下記の事を達成する役割かなと考えました。

  1. 他部門との関係を構築する
  2. チームがパフォーマンスを発揮できる仕組みを作る
  3. 評価制度を整備し、フォローと評価をする
  4. メンバーのキャリアを支援する
  5. 新しいデザイナを採用する

他部門との関係を構築する

マーケのチームや別の開発系のチームとの連携を図り、会社全体でのゴールがズレないように補正する役割。

こういったことを部署としておろそかにすると、会社がやろうとしてることとズレていき正当な評価を受けられなくなり組織の崩壊に繋がります。

チームがパフォーマンスを発揮できる仕組みを作る

リードデザイナーもパフォーマンスの向上には寄与しますが、デザインマネージャーの場合制度での向上やパフォーマンスが落ちてるときのフォローアップがメインになると考えました。

リードデザイナーの場合は正常な状態を定義する事はできますが、デザイナのパフォーマンスがそれに満たない場合のフォローアップは別の方がするイメージで考えています。

評価制度を整備し、フォローと評価をする

デザイナの評価はめちゃくちゃ難しくて、どこの会社も苦労してる話を聞きます。

会社の中で不満の出にくい評価制度を考えて現場に浸透させるのもデザインマネージャーの役割と考えました。

もちろん、自分で作った評価制度なのでそれで評価をして悪いところは改善をする必要があります。

メンバーのキャリアを支援する

デザイナと一言で言っても得意分野や成長させたい分野は細かく異なります。
そういった本人の移行を汲み取って業務や成長方法を支援します。

こういったフォローアップがない場合、やりたい業務ができず成長速度は個人で考えるものより遅くなり退職に繋がります。
当たり前ですが、自分が成長させたい分野が職場で用意できなければキレイに見送り新しいメンバーを補充するものも大事な役割だと思います。

新しいデザイナを採用する

自分もデザイナの採用に関わっていたのですが、めちゃくちゃ大変でした。
全然ほしいと思う人が応募すらなかったです。

デザイナ採用の難しいところはいくつかあるのですが、まずは優秀な人に見つけてもらう、優秀な人だと判断する。この2つが採用職の方では難しいと思います。

デザイナだから訴求できるところやなぜこの人は優秀かというのは現場で自分自身が経験がないとなかなか判断ができないと思います。

デザイナ採用はめっちゃ苦労したので、また別の記事で書きます。

最後に

なお、リードデザイナーと言っても、自社開発のプロダクトのリードデザイナーになります。
製作会社とかではないので、すべての環境で当てはまる話ではないと思っています。

ぶっちゃけ、リードデザイナーなんて名乗ったもの勝ちな所あると思ってるのできちんと自分が今回考えた事で成果を出して名実ともにリードデザイナーになれるように今年はがんばります(ゝω・)

この記事を書いた人

conti

大阪で東京の事業会社でフルリモートワークで働いているWebデザイナーです。副業とか好きで週末フリーランスしてます。
コードを書くのが得意なのでプログラマーに愛されるデザイナーってよく言われます。
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