2022年3月に就職したのですが、会社と縁につながったのはカジュアル面談からでした。
カジュアル面談は向こうから声をかけてもらえるので色々な会社のことが知れてよかったです。
一方でずさんなカジュアル面談もあったりしました。印象の悪い会社は選考に進む前に知れてよかったと思います。
この記事では私の経験での良かったカジュアル面談・そうでなかったカジュアル面談の経験から得たスタンスを紹介します。
良かったカジュアル面談
カジュアル面談ではその会社を知らない前提で受けるものだと思っています。
そのため興味をもたせてくれるような時間になるとカジュアル面談自体は良かった印象を持ちやすいです。
もちろん自分と合わない会社もありましたがそういった時間を不満に思うことはありませんでした。
カジュアル面談でよく出る話題は以下のものがあります。
- 会社や事業の戦略・業績
- 社内にいる社員の雰囲気
絶対に押さえてほしいポイントは会社の紹介になりますが、ここが薄すぎたり厚すぎたりすると一方的なカジュアル面談になりがちなので難しいところです。
私の場合は自分の働くイメージを持ちたいので以下のような事を質問して盛り上がっています。
- どういった背景があり、今どういった人材を求めているのか
- どのような開発体制でやっているのか。その中でうまく行ってること、そうでないことは何か。
- デザイナーとの連携はうまくやれているのか。
- プロダクトごとにどのような技術スタックやツールを採用しているか
上記の話題で曖昧だったり的を得ない回答だったりすると満足度の低いカジュアル面談になりがちでした。
あと私自身のことを調べた上で来ていただけると非常に高感度高く話せます。
ブログや登壇資料やGitHubのリポジトリの話等を振ってくれる方とは良いカジュアル面談が多かったです。
良くなかったカジュアル面談
カジュアル面談は気軽にできるのが良いところなのですが、お互い時間を調整して行うものなので双方で有意義な時間にする努力が不可欠です。
カジュアル面談で印象の悪くなった会社はそれまでどれだけ良い印象を持っていたとしても今後応募対象から外すような意思決定をされてしまうので、とてももったいないです。
特に企業側はそういった良くなかったカジュアル面談であったと当事者以外が気がつくのは難しいので気がついたときには大勢の未来の候補者の縁を失ってしまっている可能性もあります。
印象の悪かったカジュアル面談では以下のようなものがありました。
- CEOからカジュアル面談の希望連絡がきたが当日は人事担当が出てきて、開発チームの話は殆ど聞けなかった
- 会社の説明をするものの「質問はありますか?」と聞かれても質問したくなるような話題がない説明。単純に興味が持てなかった
- 事前にもらっていた採用スライドと読み上げるだけなど、自社の魅力を自分の言葉で語らない
- 事前に動画のURLをもらうが30分以上の内容かつ採用目的の動画ではないため何を伝えたいのか全然わからず時間を無駄にした。
- 雑談メインになってしまい会社の事が全然わからなかった
- 前職の噂話に興味をもっており、その話を吸い上げようとする意図がある人は最悪でした
- 自分自慢ばかりで会社の話をしない
- こちらの経歴等を事前に見ておらず、初手から会話に詰まっている
- 私の事を知ろうとする質問がない
- 面談者の経歴への懸念や良い点をコメントしない
- 一方的に質問で試し回答を論破する
- 質問への回答に一切の感想がない
こういった体験をした企業は入社してもこういう文化なんだろうなと身構えてしまい応募することはありませんでした。
カジュアル面談を有意義にするためにしてること
お互いを知らないことが、良いカジュアル面談のハードルを上げていると思っています。
そのため私は自分が望むカジュアル面談、望まないカジュアル面談を事前に伝えるようにしています。
以下のものが面談前に共有してるものです。
カジュアル面談で望んでいること
- あなたの会社の自慢を教えてほしい(私に響かなくてもいいです
- あなたが会社にネガティブに感じてることを教えてほしい
- 私の何に興味を持ったのかあなたの言葉で教えてほしい
- 可能であれば、「良い」と判断した人の言葉が望ましい
- 〇〇なスキルはどの程度あるかみたいな疑問があれば積極的に質問をしてほしい
- 私に望まないことは何なのか教えてほしい
- 入社するとどう私が活躍するのをイメージしているか教えてほしい
カジュアル面談で望んでいないこと
- 私の期待値がなくカジュアル面談に望まないでほしい
- 入社前提の場ではないので、志望動機などを聞かないでほしい
- 応募するかは私が決めるので、正式な面談へのスケジュールを用意しないでほしい
こちらの内容を読まずに面談に望む方もいるのですが、そういう人であるとわかりやすいので公開している意味はあると感じています。
参考までにこちらで公開しています → カジュアル面談について考え
最後に
カジュアル面談がリモートで行えるので転職しやすくなった一方で選択肢が増えたと感じています。
これは採用する側もされる側も同じなので双方が幸せになれるような時間を心がけていきたいと思います。