転職したいってきっかけは人それぞれありますが、急に転職を心に決めたとしてもすぐに動き出せる人は少ないと思います。
今回は転職をスムーズに成功させるために普段からしておいたほうが良いことを紹介します。
1番最初の下準備
転職が初めてという方もいると思うのでまずは流れから紹介します。
転職する目的を明確にする
あなたはなぜ転職をしたいのですか?
会社がブラックだから?
それとも、給与の問題?人間関係?今の会社ではできないことをやってみたい…など色々あるかと思います。
まずはこれを明確にすることが重要です。
なぜなら、この芯が決まっていないと、自分が何をするべきなのかがフワフワしてしまうので、転職のためにすることがブレてしまいます。
後ほどの詳しく説明するのですが、転職したいと思った時に多くの人は自分のスキルや実績を外部に納得させるツール(ポートフォリオ)がありません。
転職する以上面接は避けて通れませんので、自分の発言と行動に一貫性を持たせるために、転職の目的を明確にする必要があるのです。
転職活動スケジュールを立てる
ゆっくりと転職をする予定て考える人もいますが、ここで言うスケジュールは「いつまでに転職をするための下地を作る」期間の設定です。
転職は焦る必要はありませんが企業に応募したり、自分がどんな会社にいきたいか、自分は何が得意かなど良い企業を見つけたときに準備不足で応募ができないといった事の無いように準備をする締め切りを設けましょう。
転職は時間も金もかかりますが、ここでダラダラしているとせっかくのチャンスを逃してしまうので、転職したいと思ったらまずは転職するための下地作りをしてしいましょう。
自己分析・実績・スキルの整理をする
自分が何が得意か不得意かなどの自己分析が転職のときは必要になります。
社内で自分は◯◯ができると思っていても、外の世界で比較してみると自分が全然できていないなんて事もよくあります。
実際私も転職のときに自己分析をして、アピールできるスキルがなくてめちゃくちゃ焦りました。
履歴書・職務経歴書の作成をする
自己分析が済んだら、あとは応募用に履歴書・職務経歴書を描いておきます。
一回作るとほとんど使いまわしでいけるのですが、作るまでに結構時間がかかるので、転職を意識したタイミングで作っておくのをオススメします。
求人サイトで自分の需要をチェックする
Webデザイナと一言で言っても、かなり幅は広いです。
コーディングができない人もWebデザイナと呼びますし、CSSだけでなく,jQueryも使える人もWebデザイナですし、WordPressも構築できる人もWebデザイナです。
自分の出来ることを踏まえた上で、今のスキルで求人があるのかを先に見ておくと、転職の需要と給与あたりが見えてきて実現度合いがわかってきます。
参考までに、転職サイトの「webデザイナー」で検索したリンクをいくつか貼っておきます。
転職したほうが良い環境かを見極める
転職を考えたとき、人間関係や給与、自分のライフイベントなど色々な理由があるかと思います。
しかし、働いていると居心地が良いのでそこにいるという場合や、自分に転職するスキルがないので動き出せないといった理由で転職に踏み込んめていない方も多いと思います。
私の肌感ですが、下記のような状態であれば転職することで今より周りの環境がよくなる可能性が高いと思います。
Webデザイナーが転職考えた方が良いチェックシート
- 自分のスキルに自信はあるが年収400万円未満の状態
- 下請けの孫請け案件で実績が公開できないのが続いてる場合
- 自分が抜けたら回らない属人状態が続いている場合
- 過酷なスケジュールばかりで残業・土日出勤で解決している
- デザインアセットやツールを会社が購入してくれない場合
私も経験があるのですが、環境が変わればあなたの評価がグッと変わるかもしれませんので、今の会社の評価が正当とは限りません。
自己評価以外に世間的や業界的な評価の基準はありますので、特に自分に自信が持てない方は転職が大きなチャンスになる可能性が高いです。
ポートフォリオを持っておく
Webデザイナーであれば、転職活動のどこかのタイミングで実績を見せれるようなポートフォリオが必要になります。
実績を普段から作っておくのも重要ですが、それ以上にいつでも自分の実績を人にちゃんと説明できるような状況を作っておくのが大切です。
自分をアピールできる内容を瞬時に出せれると、思ってもいなかったチャンスに遭遇しても対処できますね。
書類の応募時に先に送っておくと、書類では伝わらないあなたの魅力が先に伝えられるので他の人よりも一歩リードした応募ができますね。
というかポートフォリオを出せない人は、他に伝えれる実績がないとかなり採用が難しいと思うのでほぼ必須になります。
ポートフォリオにどんな情報を載せれば良いのか
本格的に転職活動する前でしたら、実績と氏名、連絡先ぐらいが見えるものがあれば十分です。
いつでも転職活動を開始できるようにするなら下記のような項目があれば採用側もあなたの事がよく分かります。
- この業界・自分の仕事に対する思い
- 今できること・将来やりたいこと
- そのために今なにをしているか
- SNS
- ブログなどの自分のサイト
- 資格、登壇、表彰などの実績
SNSなどは必須ではないですが、あればあなたの事がよく伝わるので採用のミスマッチを減らせれる可能性があります。
※女性だと送ったSNS経由でその後トラブルになったケースも聞きますので、抵抗があればしなくても良いですよ。
コーディングが苦手な人はサービスを使う手もある
自作でポートフォリオを作るというのがベストですが、人によってはコーディングが苦手なWebデザイナーもいます。
その場合自分の苦手な分野で時間を使うよりは、他の実績を作ったり、スキルアップに注力したほうが有意義な結果になりますので何かWebサービスをつかってポートフォリオサイトをつくるのをオススメします。
ブラウザでWebサイトをつくるタイプのものは無料のものもありますが、正直あまりオススメしません。
理由は無料版の場合広告が出る事が多く、自分の事を紹介するのに月々数百円の投資を惜しむような人と価値観が合わないケースがあるからです。
ポートフォリオを作るのにオススメのサービスはstrikinglyです。
これは簡単に、カッコイイサイトが出来るのでコーディングが苦手な人でも使いやすいです。¥
無料から始められるので、気になった方はお試しください。
スキルセット
転職においてスキルが高ければ有利に動けます。
ただ闇雲にスキルを身に着けていても、それを使う機会がなければ宝の持ち腐れです。
将来的に自分がやりたいことを見据えてそのためにどんなスキルが必要なのかを整理すれば、自ずと今足りてるもの、足りてないものが見えてきて転職のときに説得力のあるアピールにつながります。
また、自分のスキルを業界的に俯瞰してみるもの重要です。
社内で一番コーディング出来るとか思っていても、外の世界の人と比べてみると中の下くらいのスキルなんて事はよくあります。
転職の場合社内での比較ではなく、同じ目的の業界の人と戦う事になるので自分のレベルを知っておく必要があります。
エージェントの登録
すぐに転職をする気がなくても、エージェントに登録しておくのはオススメです。
エージェントは転職サイトと違い、面接後自分の希望にあった会社を紹介してくれるので、自分の時間を使わず効率的に会社を見つけれます。
面接のときに今の転職に対してのモチベーションを聞かれるので、迷惑な量で会社を紹介されることはありません。
エージェントはどこの会社が良いかと聞かれると実は難しくて、これについては会社で品質が決まるというよりは担当者によると感じているので正直運です。
ですので、転職のモチベーションに合わせて数社登録するのが良いでしょう。
私はDODAさんにお願いしてました。
途中で担当者さんが変わってから、ちゃんと希望にあった会社を紹介してくれましたし、転職が成功した後も「その後問題ないか(採用の書類に偽りなかったかなど、労働時間とか大丈夫とか)」聞いてくれてアフターフォローもしてくれました。
※アフターフォローで得た内容は他の人に同じ会社を紹介するときに「中の人の声」として教えてくれましたので双方が得する感じが好きです。
他にも転職サイトですとレバテックキャリアさんもオススメです。
レバテックキャリアさんは案件数は少なめなのですが、厳選されている印象です。
これは扱っている求人に目が行き届いているということ。レバテックキャリアさんではしっかりと企業に足を運びヒアリングをして連携を深めた上で登録者に情報を提供してくれますので結構踏み込んだ話もきかせてもらえます。
求人を質で選びたい場合はレバテックキャリアがおすすめです。
特に初めの頃は何から手を付けて良いかわからないと思うので最初の面談でもしっかりヒアリングしてくれるレバテックキャリアさんだとそういった面でも頼りにできます。
面接の練習にもなる
エージェントに登録すると面接の練習・サポートもしてくれる(ところもある)ので面接に不慣れな人はその点でも登録するメリットがあります。
服装や言わないほうが良いことなど、自分が不安に思うところをフォローしてくれるので、当日は自信を持って面接に望めます。
オススメの転職サイトは下記記事でまとめていますので、ご興味があれば見てください。
Webデザイナーにオススメな転職サイト
業界での自分の位置を見直せる
求人情報を見るのは自分が行きたい会社を探すだけでなく、どんな人が求められるかが見えてきます。
自分でできる簡単な市場調査です。
求人のスキルや人物像や業務内容様々な部分から自分はできる・できないみたいに比較していけばある程度は自分の職種レベルが見えてきます。
基本的にスキルが高ければ高いほどおちんぎんが高いのでそこに注目して求人情報を読みましょう。
これはエージェントだけじゃなく、転職サイトの求人からも読み取れるので気になる人は一度見てみると良いです。
もし自分の市場調査といってもどうやっていいかわからないという場合は、第三者にお願いするという手もあります。
人材サービス大手のインテリジェンスが「MIIDAS」というサービスを作っています。
これは自分の適正年収がわかる診断サービスです。
無料で診断してもらえて、簡単ですので、自己分析で不安がある方は試してみてはいかがでしょう?
MIIDAS(ミーダス)
貯金しておく
転職活動に集中するために一度退職する選択肢もあります。
もし貯金がないとこの選択肢がないので、窮屈な転職活動をしなければいけなくなります。
特に長時間労働が続いてる人は転職活動をする時間もなく心と身体を病んでいくのでそういった人は一度休養を取ってから転職活動するほうが良いでしょう。
有給に余裕をもたせる
面接はだいたい平日に行われるので、その場合は有給を使って行くケースもあります。
もし有給がないと平日に面接行くために病欠などの嘘を言って会社を休むなど、面倒な手間が発生してしまうので普段から有給には余裕をもたせたほうが良いでしょう。
別に面接以外にも有給は使うものですしね。
私が有給の無駄使いと思うのは遅刻(寝坊)してその分を有給で補うパターンですね。
以前の職場で寝坊が続いて有給がなくなってしまい総務の人に「あなたもう有給ないですよ?」なんて言われてる人を見て残念な気持ちになりました。
やらないほうが良いこと
ずばり「会社辞めたい」と言い続ける人です。
社内の人だけじゃなく社外の人へも同様ですね。
転職について人に相談する事自体は問題ないのですが、口にするだけで行動も起こさず、延々と「いつか転職する」という人は信用をどんどん失っています。
転職する気があるならスキルが不足してようと自分で地道に地固めしていかないと自分が困るだけですね。
私自身過去にそんな人に相談されて、転職のアドバイスをしたことがあったのですが、うだうだ言うだけだったので途中からアドバイスをやめました。
逆のパターンもあって転職の相談というか、この職場大丈夫?的な相談に乗っていたときにブラック(カラーコードでいえば#000くらい)な職場の人がいたので、その時はすぐさま転職をすすめました。
その方たちは当日〜その週に退職届けをだしてすんなり辞めてたのでアドバイスしてよかったなと思います。
(アドバイスして即日に退職届け出した人は今でもかっこいいと思います。私が同じ立場ならできないw)
最後に
転職というと悪いイメージに捉える人もいますが、別に当たり前の権利ですので他人にとやかく言われるものではありません。
引け目を感じず、自信をもって転職の準備したらいいと思います。
※私は転職の予定ないですよ。
他にも、フリーランスになることを考えてるってパターンもありますね。
若いうちは失敗してもリスクは少ないので、一度試してみて、駄目だったら会社員って戻るって人も結構います。
フリーランスに憧れる人の多くは、自由を手に入れたいという方が多いと思いますが、結局会社員に戻ってる人は、営業が苦手な人が多い印象です。
もしフリーランスになるなら数ヶ月食いつなげる案件を確保してからでないと運での勝負になりがちですね。
最近は、フリーランスに仕事を紹介するサイトも増えているので、困らないかもしれませんが。
例えばレバテックフリーランスさんとかですと、大手の案件が多いので、食いつきの良い実績を取りやすかったりしますね。
こちらの案件はチームでの開発がメインですので、スキルアップしながらフリーランスで活躍といった夢が叶うかもしれません。
もし転職に不安がある人は相談に乗れると思うので、気軽に@maki_sakiにご相談ください。
あと円満退社できるといいですね。。
この業界結構人に偏った仕事量の割り振りをしている会社さんもありますので、そういった場合は退職の相談をしても結構長引いたりします。
ちなみに、本当に辞めたいときは「退職届(退職願ではない)」を出せば最短2週間で辞める事が「法的」に可能なので、変な脅しを言われたときは、「退職届」を提出して辞めてしまいましょう。理由は自己都合の一言で受理されます(拒否できない)。
もしWebデザイナーを続けていける自信がない…続けていくか迷っているというかは下記の記事がお役に立てるかもしれません。
また、過去に私が転職の準備を事前にしてよかったなという記事を書いたので興味あれば御覧ください(ゝω・)
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