「何社受けても選考に通らない..」「自分は転職できないのでは?」など転職がなかなかうまくいかないとネガティブになって焦りや不安は生まれますよね。
私も初めての転職のときは悩みました。。
その後、自分が転職の事を調べたり、元転職エージェントの友人ができたのもあってWebデザイナ系の方の転職相談にのる機会が増えました。
その中でわかったのは転職がなかなかうまくいかない方は、転職活動の進め方、特に事前準備や分析で間違いがあることが多く、簡単な指摘で転職が良い方向に変わった方がほとんどでした。
転職の考え方については下記の記事でまとめていますので、参考になれば嬉しいです。
自分の強みを見つけて売り手市場で転職でする、失敗しない考え方
よくある誤解
なんで「自分」は転職が全然決まらないんだろう…。と悩んでる方も多いかと思いますが、そもそもみんな結構苦労してます。
苦労がなくすんなり決まってる人は事前の準備をずっとしてきた人達です。
みんな転職はすぐ決まる
リクナビ|転職するときの適切な応募数とは?からを見ると「1~4社」と回答した方が59%という結果で10社以上に応募した方は25%と、応募数は人によって大きくばらつきがあります。
もちろんその人が優秀かそうでないかという面もありますが、それよりもアピール出来るものがあるかないかが大きいんじゃないかなと思います。
以前Webデザイナが転職を意識して得たことという記事でも書いたのですが、いざ転職しようと思うと自分をどうやってアピールしてよいかわからなかったのでそれを形にするまでに時間がかかりました。
ポートフォリオの作品であったり、「わかりやすい」自分の成果があると無いとでは採用の確率は変わります。
がむしゃらに頑張るよりは、自分をちゃんと伝えられているかを疑ったほうが早いです。
自分が悪いと思い込む
間違いとは言いませんが、こんな結論になってもどうしようも無いので結論にしてもしょうがないです。
厳しい事を言いますが、こういう結論を出す人は原因を考えるのをやめた人なんじゃないでしょうか。
自分は頑張ってるという気持ちはあるからこそ結果がでなくて悔しい気持ちはわかります。
自分を責めるのではなく、なぜ「自分は採用されないのか」を見つめ直したほうが改善に繋がります。
多くは先程記載した「わかりやすい自分の成果」であったり、そもそもニーズが無い事をアピールしてるなど考えられる原因は様々あります。
ステップ別に見る転職がうまくいかない原因
どこでうまく行ってないのかも重要ですね。
ステップ別にまとめてみました。
転職準備
- 自己分析が不足している
- 自分の市場価値を正しく評価できていない
- ポジティブに語れるようになっていない
解決方法
自分で考えられない場合はプロ(転職エージェント)に相談するのがてっとり速いです。
Webデザイナーからみた転職エージェントと転職サイトの有利な使い分け
求人への応募
- 応募の数が少ない
- 自分に合った企業または求人に応募できていない
解決方法
求人を見つけられないなどの場合はリサーチ不足が根本的な原因です。
慣れないうちは、ここぞと思う求人に送るよりは、週にいくつ送るくらいのノルマを自分に決めてやったほうが結果的にはうまくいきます。
自分が気に入る求人なんて情報を見るだけじゃわからないのでとにかく面接までいくぞ!って考えたほうが良いです。
もし転職サイトの登録数が少ないのでしたら、下記の記事で転職サイトを紹介していますので良かったらみてください。
選考書類
- 企業やポジションに合わせた自己PR・志望動機が書けていない
- 丁寧に、わかりやすく作成できていない
解決方法
もうこれは、転職エージェントに相談するのが一番早いです。
面接
- 面接の対策が不足
- 失敗した振り返りができていない
解決方法
同様に、転職エージェントに相談して面接対策をしてもらうのが良いです。
採用されるためにやっておく2つの事
- 面接に呼ばれるポートフォリオを作る
- ブログをやる
Webデザイナーは技術職なので、多少書類で悪くても技術力がその会社で必要なレベルにあれば面接にも呼ばれます。
もちろん人事の人が大卒じゃないと取らないみたいな学歴重視のところであればどうしようないですが、そんなところに行きたいですかね…(私は苦労しろうなので行きたくないです)
面接に「呼ばれる」ポートフォリオを作る
ポートフォリオと言いつつ、作った画像だけ書く人がいますがそんなのじゃ伝わってないです(断言)
せめて、下記くらい書いてないと、コミュニケーションが取れない人なんじゃないかと疑われます。(これは私も採用側に回った時にそう見てました)
- この案件の何を担当したのかを書く
- 案件の課題・成果・反省点を書く
最近は制作物をストーリーベースで紹介するのが流行ってます(というか効果的)
こちらの方がストーリーベースで紹介するのが上手いので、参考になります。(私も参考にしてます!)
灰色ハイジのポートフォリオ
ポートフォリオの作り方については下記の記事で紹介しています。
現役Webデザイナが教える転職で使えるポートフォリオの作り方
ブログをやる
えっ、ブログ?とか思われますよね。
実はブログってめちゃくちゃ効果的です。
なぜかと言うと
- 自分の考え・得意・やってきた事を見てもらえる
- 文章で伝えるのがうまくなる
- 技術系のブログであれば「見たこと」あると思ってもらえ好印象になる
- 定期的にアウトプットできる事を印象づけれる
特に自分の事を紹介するのが苦手な人はブログに色々書いておくとあなたの人となりを知ってもらえる可能性が上がるのでオススメです。
採用は技術力も重要ですが、「人」を重視する所がほとんどです。(もちろん人柄だけじゃダメですが)
それをブログでカバーはできる可能性は十分にあるのでほんとオススメしてます。
未経験WEBデザイナーはブログを持ったほうが良いと思う私なりの理由
面接を失敗しないために準備しておくこと
基本的な面接対策は自身がないようでしたら、転職エージェントに頼るのが一番手っ取り早いですが、よく聞かれる質問をいくつか紹介しておきます。
転職時の面接でよく聞かれる質問
- あなた自身について教えてください
- 現在の仕事をなぜ見つけましたか?(前の仕事を辞めましたか?)
- 弊社について何か知っていることを教えてください
- なたはなぜこの弊社で働くことを望みますか?
- あなたはこれまでどんなことを経験してきましたか?
- もし前の同僚がここにいたら、あなたについて何を言うでしょうか?
- あなたはスキルを伸ばすために何かしましたか?
- あなたは他にも応募しましたか?
- あなたはプレッシャーをかけられて働くのはどうですか?
- あなたはプライベートと仕事どちらが大事ですか?
- 良い仕事をするモチベーションは何ですか?
- あなたの一番の強みは何ですか?
- あなたの一番の弱点は何ですか?
- 前職の年収はいくらくらいでしたか?
- あなたの提案が採用され、実現した例を話してください
- あなたは一緒に働くことが苦手な人がいますか?
- 前の上司と問題になったことがありますか?
- 私がなぜあなたを雇うべきであるか説明してください
- 最後に、あなたは私に何か質問がありますか?
自分がする質問
面接は自分が面接されるだけじゃなくて、相手を面接する場です。
全ての会社があなたが望む会社であるはずがないのできちんと質問をして「自分が働いてるイメージができる」かを確認するべきです。
私がよく聞くのは下記のような内容です。
- 今、会社が抱えている課題
- なぜ今募集しているのか
- これから会社がやろうとしていること
- どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているか
- 今社内で一番活躍していて、評価されている人はどんな人物か。なぜ活躍できているのか
- 自分と同じように中途で入った人物で今活躍している人は、どういう部署・経験を得て今どんな業務を担当している人か
もちろんこれ以外の質問も全然OKですよ。
実際私はもう少し技術寄りの話をして会社を判断してました。
オフィスを見せてもらう
これ個人的には結構重要だと思ってます。
面接が終わったときに一言お願いすると良いです。
面接で良い印象を自分が持っても、実際働いてみたら聞いてたのと違ったとかなんてザラにありますので。
情報機密うんぬんで見せれないとか断られるケースもありますが、これ本音は「見せたくない」という気持ちが面接官が持ってるからでしょうね。(ものすごい大手なら断られても仕方ない気がします)
私がオフィスを見せてもらう時に見てる事は下記です。
- 観葉植物が枯れてないか
- 枯れるのが気にならないほど忙しい
- PCがシングルモニタ
- 設備の価値を理解していない。効率を理解しない
- やたら注意書きが貼ってある
- 人の入れ替わりが激しくて社内ルールが浸透してないか、社長(または役員)の性格がメンドくさい可能性が高い
- みんな疲れた顔してる
- 残業が多そうとみる
- デスクが汚い人が多い
- デスクを片付けるくらい時間がない
制作チームの人と会わせてもらう
入社したら一緒に働くことになる人達は会っておいた方が良いです。
一次面接が人事や技術をわからない上司の場合もありますので。
制作チームの人と会話ができれば、その会社の制作レベルがわかりますので。
理由もなく無理とか断られた場合は「少しの面接の時間も取れないくらい忙しい所」と見ておいて良いんじゃないでしょうか。
制作の人と面接できるかわからない場合は、転職エージェントですと事前にお願いしておけば代替セッティングしてもらえます。
転職しないという選択肢も残しておく
最近はフリーランスの認知も増えてなるのも簡単になってきています。
私もそうなのですが、そもそも会社員に向いてないという場合もあると思います。
女性の方だと、子育てで時短になるなど、生活面で会社員として働くのも難しいケースもありますし。
そういった場合は思い切ってフリーランスになるものありです。
フリーランスになっても営業できないし…と不安になるかと思いますが最近は、レバテックフリーランスやコデアルなどがフリーランスの案件紹介をしていたりしますので、そんなに案件にこまることは無いかなと思います。
最近はリモートワーク化のところも増えてきてるので、フリーランスのほうが働きやすいって人もいるんじゃないでしょうか。
かくいう私も副業でリモートワークで働いてたりします。
最後に
転職は落ち込むより、前向きに「何が悪いのか」の問題点を見直していけば自分と求人の温度差が見えてきます。
個人的には悩むくらいなら人に相談したほうがてっとり速いので、転職エージェントの利用をオススメします。
もし誰にも相談できなくて、困ってるとかであれば私も相談に乗れるので問い合わせかtwitterででも声かけてきてください(ゝω・)
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