30代のWebデザイナーのライフスタイルの振り返りと働き方の変化

もうすぐ私35歳になろうとしています。
新卒の頃からずっとIT系のデザイナーをしてまして、きちんとWebデザイナーと名乗れるようになったのは8年
(私が28歳くらい)くらい前になります。

時代の流れというのもあるでしょうが、20代後半からライフスタイルや働き方が変わってきたのでそういった変化をご紹介します。

これからWebデザイナーになる方。私と同じように30代頃の生活がイメージしにくい方の参考になれば嬉しいです。

30歳は自分の生き方を見直す時

私は20代の後半に新卒で7年位務めてた会社を退職して、転職しました。
転職を考えた理由はいくつかあるのですが、一番のモチベーションは今のこの会社にいて自分は今後やっていけるのか?ということです。

人間関係なりプロジェクトの回し方だったりで不満があり、転職は何度か考えていたのですが、初めての転職のときに「自分をアピールできるものがなにもない…」ということに気がついて、そこから社外にアピールできるスキルに大切さに気が付きました。

そのあたりの転職を初めて考えたときのことは下記にまとめています。

Webデザイナが転職を意識して得たこと

働い方の変化

30代というか時代の流れというのが大きいのかもしれませんが、最近は既婚率の低下、子供を持たない家族など生活面でも大きな変化があります。

必要な収入や家族での理解も変わってきたので、「リモートワーク」と「複業」というのがどんどん一般化してきています。

私は30代の頃から将来的にはリモートワークで働きたいと思っていたので、リモートワークで働くためには何が必要かというのを考えていました。
リモートワークでの開発に慣れてくると、自然と複業もしやすくなっていったのでそちらもどんどん始めていきました。

私の仕事は対面で合う必要が少ないものなので、自分のやり方などを最適かしていくと出社して仕事をするよりは集中して仕事ができるようになりました。

リモートワーク/複業に限らないですが、使ってるツールはこちらにまとめています。

2019年 現役Webデザイナーの制作環境と使用アプリの紹介

自分の市場価値と向き合う

リモートワーク・複業をする上でとても重要になってくるのが自分の市場価値でした。

なぜならリモートワークも複業も採用する側からすると身近にいない人、つまり希少性がある人だから探しています。

もし誰でもできるようなスキルでいると、他の人に仕事を奪われる可能性がぐっとあがります。
なぜなら採用対象が通勤できる範囲ではなく、ネットが繋がる誰でもになるからです。

逆に言えば、自分の市場価値を高めておくと選択肢が増えるので生きやすい世の中になっていくとも言えます。

複業に関しても同様で、少ない時間で身近な人ができないことを求められるので、希少性の高いスキルを持っておいたほうが良いです。

リモートワークや複業は1社で働くよりも複数の会社やいろんな会社と関わることで自分の経験値が増えるので採用する側だけではなく、自分自身にも大きなメリットがあります。

会社員をしながらフリーランス(副業)で働くメリット
大阪にあるリモートワークOKな会社で働いて感じた事

2019年30代半ばで感じていること

25歳あたりで体の変化を感じたり、30歳を超えたあたりで今後の働きかたを考えるタイミングがありました。
そして35歳の今感じてるようなことはいくつかあります。
この中には、年齢だけではなくて時代的なものも含まれそうですが。

体力が衰える

日常的に、疲れやすくなりますし、太りやすくなりました。
これまで毎日自転車で通勤してたのですが、それを辞めたら一気に太ってしまいました…。

昔は通勤は徒歩少々って感じだったのですが、自転車での移動が減っただけで体重が増えてしまったので太りやすく痩せにくい状態になったと実感しています。

同年代のIT系の社長達が筋トレやジムに通う人が増えているのがよくわかります。。。

物覚えが悪くなる・学習効率が低下する

20代の頃は「新しい事を覚える」ことが楽しかったのですが、最近は「新しい事を覚えるのに時間がかかる」というのを実感しています。

20代の頃に覚えたスキルをベースに片足をそっちに残しながら、関連する技術やスキルなど半歩をずらしながら覚えるようになってきました。

ただ30代になってくると人脈や環境など、覚えたスキルを実際に活用する場にも恵まれますので一概に覚えにくくなるというわけではないです。

それでも時間をかけて何を覚えるか・何に挑戦するかは20代の頃に比べて慎重になっています。

いわゆる「やらないことを決める」ってやつをしています。

人脈って大事だなって思う

転職をする中で色々な人の繋がりを感じることが多くなりました。
IT業界は狭いというのもありますが、入ってみた会社で以外なところで繋がったり、SNSでご縁があったり。

困ったことがあれば相談できたりと社外の人に助けられたり頼りにされたりすると感じることが増えました。

私が20代の頃は社内の人ばかりが人脈になっていましたが、最近は複業やSNSが一般化したのがあり、若手の人も含めて社外の人との縁が増えてるので年齢というよりも時代の傾向が多少強めかもしれませんね。

賃貸か持ち家か

以前の職場では不動産業界に特化したWeb制作会社にいて「新築マンション」のサイトを作っていました。

それまでは何も考えずに賃貸にずっと住むんだろうなーと考えていました。
しかし仕事で新築マンションの良さを知ると、こっちもいいなって気持ちになって「賃貸か持ち家か」悩むようになりました。

私の場合独身で子供もいないしペットもいない。そしてリモートワークで働けているので、どこか一つの場所に固定されて住むよりはその時の状況に合わせて住む土地を変えれる方がメリットが大きいなと思って、最終的には賃貸派になりました。

キャリア選択がシビアになる

私がWebデザイナーという職業なのが前提の話になるのですが、今後どうやってキャリアを詰むのか、ロールモデルみたいなのが全然見つかりません。

年齢と経験年数を重ねていくと管理職を求められやすいのですが、正直管理職になってうまくやっていけるデザイナー1握りで現場で続けて行きたいと思っているデザイナも多いです。

30代半ばで現場で活躍するとなると当然若手よりはスキルがあることが常識みたいな重圧があります。
一応今のところは若手の人ともうまくやれてますが、いつまで同じ最前線でやっていけるかの不安はあります。

最近はUI,UX,フロンロエンド,マーケティング,SEO,経営理論など従来言われていた「デザイン」と言われる分野以外が求められる事も増えているので、自分が「何を得意とする人なのか」がこれまで以上に大事になっています。

中途半端なスキルですと、いずれどの現場でも役に立たない中途半端な人になってしまいますので、選択肢はたくさんあるけど正解の選択肢は年々少なくなっている気がしています。

今後の自分のキャリアについての考え

よく聞くのは「フリーランスになる!」みたいなのが多いのですが、正直私はフリーランスにあまり興味はなくそれ以外で考えたいと思っています。

フリーランスにならない理由はこちらになります(少し古い記事ですが。)

私がフリーランスを選ばなかった理由

今持っている選択

基本的にWebデザイナーから離れることはしませんが自分の強みを整理すると下記のようなものになります。

  • 数字をベースに価値基準をおけるデザイン思考
  • プロトタイプを一人で作成できる幅広い制作スキル
  • ユーザーにヒアリングをして確実性のあるコンテンツ制作
  • エンジニアとの連携をしてのデザイン実装
  • 着実に完成にまでもっていくディレクション能力

私の場合、性格的には人とのコミュニケーションが苦手なので多分一人でやっていくほうが向いてるとは思いますが、スキル面では少人数のチームで開発をするとかなり貢献できるタイプだと思っています。

そういった面で自分を見ると「スタートアップの会社員」&「個人サービス開発」の両軸で動くのが良いかなと考えています。

会社員だと金銭面的な安定も魅力ですが最近は、メンタリングというかフィードバックを貰えることが結構ありがたいなと思っています。

私はマネージャーになる気持ちは薄いのですが、マネージャー層からフィードバックをもらうと、自分が気がつけていない視点でアドバイスがもらえるのでこういうのはフリーランスでは得にくいものかなと思います。

働かないようにするにはどうすればよいか

これまでのキャリアの考え方は「単価を上げる」ことが中心でした。
ただもっとこれからのことを考えると、受託でやっていけるのか?という不安がずっと拭えずにいました。

クライアントありきになると、私の苦手な対人関係の気苦労が多そうで単価を上げても心が安堵できなければ価値は薄いのでは?っと考えるようになりました。

結局の所、思考の中心としては「単価を上げる」ではなく「働かない」方向に思考をシフトするようになりました。

これからやっていこうと考えていること

上記のようなことな整理をしてこれからは下記のような事をやっていこうと思っています。

運動の習慣化

近所にジムがあるのを知ったので、最近通い始めました。
家の中でも運動やストレッチはしてたのですが、やってみると家の中での運動とは違う面もたくさんあって両方やるべきだなと感じています。

目的はダイエットよりも健康がメインです。

最近はお金も時間も余裕が出てきたので健康への価値をとても感じるようになりました。

英語の学習

リモートワークをしているからというのが大きいのですが、海外でも働けるようになりたいという気持ちが年々高まっています。

正直なところ、日本にずっといて大丈夫なのかという不安があります。
40代や50代になって海外移住が当たり前になったときに、自分が英語ができないことでその選択肢を奪われたくないという気持ちが強くて最近英語を勉強し始めました。

今年はセブ島とかに語学留学行くつもりです。

使える武器を1つ増やす

Webデザインであれば結構自信があるのですが、最近はWebデザイン自体が特別なスキルではなくなってきている気がしています。

もちろん専門性を求められる場所はあるのですがどんどん少なくなっています。

そこで個人で戦えるフィールドとしてアプリ開発やWebサービスの開発を考えています。

先程英語の話をしたようにjabascriptメインでフロントエンジニアと同等のスキルを得てもっと一人でできることの幅を広げようと考えています。

プロダクト開発が個人でできるようになれば、マーケティング、ABテスト、UX設計など普通のデザイナが体験しにくい分野の経験ができて受託時(会社員)での高単価にも繋がると考えています。

不労所得

個人プロダクトの話もそうですが、不労所得を得ることをかなり重要視し始めました。

なぜかというと、今後自分が年老いていく上で同じパフォーマンスを維持するのは無理でいずれ収入の下り坂を迎えるのが目に見えてるからです。

体が元気な今不労所得のために力を注げればその経験がこれからも生きるし、純粋に人の役に立つものづくりに繋がると思っているので長期的な目線でこの分野でも成功したいともいます。

根本的な思考として、デジタルの分野で働いているのに収入を手作業においているのは非効率だと思っているのはあります。

所属場所を増やす

自分でコミュニティーを作ったり、自分で所属しに行ったりしています。

最近は「オンラインサロン」といった名目でコミュニティーも増えているので、自分のスキルを活かす場所、自分のスキルが活き場所が気軽に見つかるようになりました。

所属場所が増えれば依存度も減るので、自分の気持ちに正直になれます。

昔は転職するのに悩んでいましたが最近は自分のスキルの市場価値を理解してきているので、転職に抵抗はありません。

所属場所が増えれば心理的に安心できるところが増えるので、正常な判断ができるようになります。

気疲れしない人と付き合う

ちょっと上から目線みたいになるのですが、人間やっぱり合う合わないがあります。

以前は色々な理由で、あまり好きではない人とも付き合ったりしてましたが、時間とメンタル面で無駄と感じるようになりました。

時間も金銭面にも余裕がでてきたので、我慢は良くないなと思いメリット・デメリットを除外して一緒に過ごして楽しい人と過ごすようになって、メンタル的に充実した感じがあります。

やめようと思っていること

暴飲暴食

太るというのもありますが、酔って夜更かしすると翌朝にしんどくなるので、夜の飲み過ぎ・食べ過ぎはやめました。

徹夜

もう徹夜が本当に無理です。
頑張ると、数日パフォーマンスが落ちるので徹夜はやめました。

これから大事になってくると考えてくるもの

いつ転職しても問題ない状況を作るのが大事かなと思っています。

スキルを伸ばすのも重要ですが、需要のあるスキルを持つというのが今後生きる選択を広げると考えています。

デザイナのスキルは重宝されるけど客観的に評価されづらいものです。
曖昧だからこそ、そのスキルを伝えるセルフブランディング大事なんだろうなと思っています。

まぁ私セルフブランディングとか苦手なんですけどね…。

キャリア

キャリアは考えてすぐにどうにかできるものではないので、長期的な目線で考えます。
もう35歳なので、資源(スキル)の採掘は30半ばまでと言われているので、新しい何かを始めるよりは今あるスキルを活かす方向で考えています。

資源(スキル)を資産に変えることが重要と指針をおきます。

キャリアは「自分で決める」事と「環境に左右される」事の2軸があります。

自分で決めること

  • 意義、好き嫌い、自立の感覚
  • 自分の主観における価値を自分で考え自分で決める
  • 私生活の自由度を決める(金銭面・時間面)を含む

周りに左右されること

  • 年収・地位・役職
  • 市場価値

自分自身のキャリア

私の場合、受託というか会社員でのキャリア、個人制作としてのキャリア両方を伸ばしていきます。

個人制作でスキルを伸ばし、作ったものを資産化する。
そして伸びたスキルで市場価値をあげ、会社員としての給与を資産化していく。

この2軸で考えていこうとおもっています。
ちなみになぜ会社員のスキル→個人制作でないかというと、会社に求められることをベースに考えると市場価値に結びつかないことが多いからです。

よくあるのは、「自社内部に最適化」されるというやつです。
他にも「改善すべき点がわかっているのに個人の判断で手を出せない」というのも経験値を詰めない理由の一つになります。
この場合は転職する際に市場価値が伸びてないのに気がつく(経験あり)なので、結構慎重になっています。

働き方の変化

自分の考えの中に終身雇用はないかなと思っています。
同時に自分がもらえる年金もないだろうなと思っています。

終身雇用がなくなって行くと、企業側の採用方針もかわってきます。
例えば下記のようなことを予想しています。

  • 年功序列的で給与が上がり続けることがない
  • 解雇規制の緩和が行われ、解雇をしやすくなる

すごく当たり前のことですが、成果を出した人がどんどん認められる社会になっていくかなと予想しています。

年齢は社歴ではなく、能力が高い人ほど雇用条件の方が良くなってくるわけです。

能力が高い人の場合平均賃金が上がっても、利益がでるわけなのでそれを元手にさらに能力のある人を雇用できるサイクルを産めます。

そういった環境こそが、そこにいる人にとって「安定」した状態となり今の終身雇用がもたらすような「安定」に置き換わるんじゃないかなと思っています。

こういった前提で私は考えており、一つの会社で長く働くよりは複数の会社で働くことを考えています。
いわゆる複業ってやつですね。

複業をするには、リモートワークでないと選択肢が少ないのでもっと自分をリモートワークで働けるますよ的なブランディングも必要と考えています。

最後に

5年と考えると短いように思ってたのですが、振り返ると30歳からの5年間で自分の環境も社会の環境もかなり変わってきていると感じています。

これから体力・健康面での衰えが自分のパフォーマンスを落とすのが目に入れているので、これから何をするのかの選択がシビアになってきました。

とうはいえWebデザイナーで働いてる選択は今も良かったと思っていますので、今後もなんとか生き抜いていきたいと思います。

現役Webデザイナーが将来性とキャリアについて考えてみた

この記事を書いた人

conti

大阪で東京の事業会社でフルリモートワークで働いているWebデザイナーです。副業とか好きで週末フリーランスしてます。
コードを書くのが得意なのでプログラマーに愛されるデザイナーってよく言われます。
プロフィール