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UXフローを考える勉強会に参加して。

イベント・勉強会

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WebDesign workshop of the programmer, by the programmer, for the programmer #3 というイベントに参加してきました。
ワークショップ形式のイベントは2回目で前回は失敗したので、リベンジのつもりでの参加です。

ワークショップの目標

今回のワークショップでは、「みんなから意見をもらう」「アイデアを形に」という目標が掲げられていました。
普段一人で考えても、途中でやめて形にならない事もあるのでゴールが設定されているのは、ブレストしやすかったです。

グループワーク

3~4名でテーブル毎に分かれてグループワークを開始しました。
内容は「アポを忘れないようにするためのサービスを考える」というものです。
私がブレストするときはいつも一人なので複数人でブレストするのは新鮮でした。ぽっち辛い。

ブレストを始める前にみんなでターゲット(ペルソナ)を作ってから自分の意見を出すようにしました。
最初に基準を作って置かないと、みんな別方向のものでアイデアを出してしまい最後に収拾がつかなくなるので重要です。
私は前回これがうまく作れなくて失敗した感があります。ぽっち辛い。

ターゲットは想定する中では以下の設定を決めて考えました。

  • 年齢
  • 嗜好
  • 経済状況
  • 生活サイクル
  • IT技術の熟練度
  • 利用シーン

続いて、問題定義としてなぜ「アポを忘れる」のかという点を考えました。

  1. アポを取ったが、スケジュールを忘れていた。
  2. アポを取ったがスケジュールに入れ忘れていた。
  3. アポを取った事自体を忘れてor勘違いしていた。

上記を想定できましたので1と2を解消するための仕組みをポストイットを使って各自アイデア出しをしました。
ここで重要なのは、実現可能かとか考えるのではなくどうやったら解決できるかというアイデアを出すことです。
ちなみに私が最初に思いついたのは「アポを忘れるなら、アポを取らなければいいじゃない」です。

利用シーンのまとめ

各自色々なアイデアが出たので、似たアイデアをまとめたり、どういった状況でそのアイデアを利用できるシーンがあるかを考えて発表用に編集していきました。

最終的に絞ったアイデアは下記のようなものです。

  • 電話・メールなどで特定のワードが確認できた時にはアプリ終了時にスケジュールを登録するようにポップアップ画面を出すように考えました。
    急がしくて後でスケジュールを登録したい場合もあると考え「後で入力」という項目も追加しています。
  • GPS連動で今いる位置と待ち合わせ場所に移動可能な時間に合わせてリマインダーが来るようにしました。
    また目的地の近づくにつれて今向かっていることを先方に伝えるメッセージを自動で出すようにしています。
    先方に出したメッセージは開封したかどうかもわかるようにして、相手側がアポイントがあったことを忘れないような仕組みにもします。

発表

6グループが各10分くらいでA1くらいの紙に利用シーンを書き出して発表しました。
各自独特のアイデアのもので、案外ネタはかぶっても使い方は違っていて別物のサービスが出来上がったことが印象的でした。

発表したときに感じたのですが、短時間のグループワークで一番重要なのは個々のスキルではなく、まとめる力を持つ人がいるかどうかな気がします。
私のチームではブレスト慣れた人がいたので無茶なアイデアを出してもきちんと軌道修正してアイデアを良い物に加工できていったのできちんと形に出来たと思います。
ぽっちはこの辺のスキルが皆無なので、良い勉強になりました。ぽっち辛い

締めのお話

サービスを考えた後は運用後のサービスの向上を考える必要がありますので、そのあたりで注目したほうがよい点を教わりました。

  • ユーザーはどこに満足したか
  • ユーザーはどこに不満を感じているか
  • どのくらいの人が利用しているか
  • どのくらいの人が利用し続けてくれるか


上記から洗いだした改善項目の優先順位をつける

まとめ

今回のワークショップで最初に言われた事は「ここは練習の場で失敗しても良い」という事で大胆な事が出来てよかったです。
他にも色の変化による、クリック率、コンバージョン率の上げ方などの話もあり、普段できてないけど実務で活かせるお話や経験ができて満足です。
いつもは人の話を聞く勉強会が多い中、手と頭を動かせるワークショップは新鮮でまた参加したいものです。